岩国市職員ら贈収賄で逮捕 道路工事入札予定価格漏らした疑い

岩国市の50代の職員が、おととし(令和5年、)市が発注した道路の修繕工事の入札予定価格を市内の土木会社に漏らし、受注の便宜を図った見返りに、旅行代金およそ12万円を受け取ったとして、収賄などの疑いで警察に逮捕されました。

逮捕されたのは岩国市の職員、羽倉孝知容疑者(58)と、市内の土木会社の元役員、関戸正保容疑者(69)です。
警察によりますと、羽倉職員は、道路課の主任だったおととし(令和5年)4月、市が発注した道路を修繕する工事2件の指名競争入札や公共工事の随意契約の予定価格を関戸元役員に漏らし、受注の便宜を図った見返りに、交際相手の旅行代金およそ12万円を受け取ったとして、収賄と官製談合防止法違反などの疑いが持たれています。
また、市内の土木会社の関戸元役員は、贈賄などの疑いが持たれています。
警察は、捜査に支障が出るとして2人の認否を明らかにしていません。
警察は、岩国市役所を捜索し、2人の関係や入札の詳しいいきさつなどを調べることにしています。
羽倉職員は、去年(令和6年)11月、知人女性に性的暴行をした疑いでも逮捕されていて、その後、起訴されています。

【岩国市 職員逮捕受け福田市長が陳謝】
岩国市の職員が逮捕されたこと受け、福田市長は会見を開き、「度重なる不祥事で、市民の信頼損なったこと深くおわび申し上げます」と陳謝しました。
岩国市によりますと、逮捕された職員は、事件当時、道路課で主任として勤務し、予定価格を知る立場ではなかったものの、その元になる設計金額を積算する業務にあたっていたということです。
今回の2件の入札は、道路舗装の補修が必要になった場合に、緊急で出動してもらうために事前に年度を通じて結ぶ契約だったということです。
また、逮捕された元役員が勤めていた土木会社は、今回の入札以外でも市の工事を複数件受注していて、そのなかには、羽倉職員が設計金額を積算した案件もあったということです。
岩国市は、今後、不祥事再発防止委員会を立ち上げて、原因を究明し、再発防止策を講じるとしています。

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