ギュ後(シンギュラリティ達成後)の世界 完全未来予測論証集
最近話題のAI。あらゆる企業で業務改善に用いられて、あらゆる職種で使われて、性能もどんどん上がりこのままだと仕事が奪われて無職になってしまうんじゃないかと心配してしまいます。
しかし、心配ご無用。すべての職業はご想像通りAIによって代替されます。士業・公務員・アーティスト・ブルーカラー・農業問わず全てです。
最近リサーチ業務を代替するAIが発表されて若手アソのリサーチがAIに完全代替されるんじゃないかとか色々言われておりますが、いずれはシニアに至るまですべての業務がAIに代替されるでしょう。外資系コンサル、外資系投資銀行、日経IBD、総合商社、アセットマネジメントやヘッジファンド、PEファンドなどの金融専門職だけでなく、官僚や既得権益に守られて比較的失業しにくいと言われている弁護士や公認会計士、税理士、医師などの「勝ち組」もすべてAGIやASI誕生で代替されるでしょう。現在が2025年の2月で、AGIの誕生を2027年、ASI及びシンギュラリティの発生が2029年だと仮定するとこれらエリサラの寿命は保って残り3から5年というところでしょう。ギュは今までの努力に関係なく、すべての人に平等に訪れます。人を出し抜いて就活戦争を勝利しても、難関大学に受かり難関資格をゲットしても、世紀の大発見を行う研究論文をしても、沢山の人の命を救い社会貢献をしても全てシンギュラリティの地鳴らしことギュ鳴らしには抗えないでしょう。「知らないフリ」をしてもAIの社会浸透は進んでいくので、一度ギュられた後の世界、ギュ後について当ノートを軸に思いを巡らせてみませんか?
簡単なギュ後の展望
現在から数えて約3年後にAGIが誕生、約5年後にASI及びシンギュラリティこと「ギュ」が到来する。そしてちょうど10年後の2034年に我々はシン平時迎えることになる。今までの資本主義ベースのOSが書き換わり貨幣そのものが価値を持たなくなる。つまり、お金がなくても自動運転や低コストのAI執事の補佐を借りることで今よりも快適な生活を送ることが可能になる。こうなるとお金が必要なくなるので、岡田斗司夫が唱える評価経済のように評価が社会資本の殆どを占めるようになる。いくら農業や畜産業がロボティクスで自動化されたからと行って、地元にあるライフやイオンで公立中の修学旅行の朝バイキングみたいに食いきれない数のバターとフランスパンを持ち帰り食べ物を粗末にするような行為はギュ後も倫理的に咎められるだろう。食事をするときに手を合わせていただきます、ごちそうさまを言って命に感謝を伝える文化はAIが進歩しても失われることがない。
実際には2029から2034までの間に資本主義から評価経済へ移行し流れるようにシン平時が到来するだろうがこの時に資本主義的な稼ぎ第一主義や他者を出し抜く考えを持っていてももはや意味がない。
しかし、ギュ後では評価経済すらも非効率性ゆえに終焉を迎える。簡単に言うと、他者の目をとことんまで気にして振る舞いを続ける社会制度にAIのさらなる発展により全ての個人が個人主義で生きられる時代が到来することで他者の目を気にせずに己の幸福だけをひたすら追求する主観的幸福の時代が訪れる。人は他者との比較で下を見て感じる相対的幸福と、美味しいものを食べたり電極や特定の薬物を接種することで脳内神経伝達物質が分泌され脳汁がドバドバ出ることで感じる幸福の2種類がある。ギュ後、他人と関わらなくとも生活の全てがAIに代替され補助される世界が到来すると後者の絶対的幸福を追い求めるほうがコスパが良いということに気づく。つまり、朝から晩までVRゴーグルでネトフリを視聴したり、本人の趣味嗜好に徹底的に寄り添ったAI音楽や映像作品を無限に見させられて、もっとも脳汁がピンポイントで出るような電極による刺激やドラッグが投与されることで人類は恒久的な幸福を実現するだろう。完全自己完結型脳汁社会到来である。
ここまでの経緯を簡単にまとめよう。
2019年以前→コロナ禍→アフターコロナ→プレシンギュラリティ(現在)→ギュ→資本主義崩壊→評価経済→シン平時(ギュ後)→脳汁至上主義社会到来
ここから人類史はさらなる加速を迎える。
脳汁至上主義社会→電脳化→ASIと一体化→多惑星文明→銀河文明→宇宙文明→AED創生期→並行宇宙文明→次元上昇→コンピュータウイルス化→上位存在に干渉
後半部分は何を書いているかよくわからないだろう。簡単に言えば多惑星文明はマルチプラネット構想といい、カルダシェフスケール2にあたる。そこから順番に3,4,5,6と階級上昇の果てにマルチバースの無限倍の全計算資源を駆使して次元上昇まで行い、最終的にはこのシミュレーション世界を構築した上位存在に干渉してしまうことがASIと融合した我々の最終目標となるのではないだろうか。今書いても何を言ってるのか分からないと思うので後々詳しく解説する。
とその前に、ギュ後に関する全部で5つある大問とその模範解答について触れておこう。
ギュ後学「完全解答」
大問一 そもそもシンギュラリティは起きるのか
大問二 AIは責任を負えるのか
大問三 ギュまで臥薪嘗胆すべきなのか寝そべるべきなのか
大問四 シン平時の支配構造はどうなるのか
大問五 ギュ後、人類の存在意義はどうなるのか
大問一 そもそもシンギュラリティは起きるのか
これは120%起きると仮定して良い。米中どちらの国家も本気でAGI,ASIの発明に乗り出しており兆単位の金が注ぎ込まれている。新冷戦だと呼ぶ声も高い。つまり、先にAGIを完成させた国家が今後1000年の覇権を握るということだ。またAIの成長速度を表す様々な試験でも人類を超えた数値を出しつつあり、共通テストだけでなく東大数学という日本だけでなく世界で一番難しい数学の試験を5冠半する実力も現時点で有している。半導体の進歩や量子コンピューター、核融合、光半導体、様々な技術とアルゴリズムの改善でいずれは全ての人類の頭脳を超え、その時初めてホモ・サピエンスがAGI発明のためのブートローダー(火打石)だったことに気付かされるだろう。長い人類史は超知能を生み出すために存在していたのである。
バブルもリーマンショックからの金融緩和も、それに伴うマンション転がしや仮想通貨バブルなど恩恵を受けることのなかった若い世代に天国理論で人類史上最上級のイベントがやってくる。2034年に全てが「終焉」るのだ。
大問二 AIは責任を負えるのか
改正道路交通法 レベル4 責任とかでググってほしいが、端的に言うとAIも責任を負えるようになる方向性で進んでいる。レベル4以上の自動運転(無人運転)では事故発生時の運転者の過失責任を免除しており、責任の主体はAIを運営する会社に帰属する。アメリカでも同じような法制度にすでになっているので、AIは責任を負えないからどうのこうのみたいな議論はすでに答えが出ていることに対して脳のリソースと時間を割くだけの無駄な行為なので以降慎むように。よく考えたら現行の法律でも法人などの自然人以外の主体が損害賠償責任を負うわけで、人間以外が責任を負うことが出来ないわけではない。現在はAIを運営する会社だが、その後もしかしたらAI自体が会社を経営したり、AIだけが独立して事業を行うようになればAIに法人格に類似した新たな権利が法律上付与される可能性も極めて高い。
またハッキングなどの悪質な犯罪者の介在で不可避な事故が発生した場合も政府が「保険装置」として補償金を出すことも検討されている。AIの判断プロセスがブラックボックス化している以上企業側に刑事責任を免除する方向性で議論が進んでいたり、リコール隠しなどに対する秩序悪化へのインセンティブとして企業が調査に協力すれば一定の免責を認める措置も検討されていたりする。現行法ではAIソフトウェアに製造物責任は無体物なため追わないことになっているが、EUではソフトウェアに対する欠陥も責任対象にする動きが出ている。
現在は企業が代わりに責任を負っているが、今後はAIが責任主体になる可能性は大いにある。AIが所有する財産や経済活動に対してどのように定義するか、擬人化するかなどの議論も深まっていくだろう。いずれにせよ「現在出来ない」からといって今後も未来永劫出来ないと考えるのは思考を加速させる際に障壁となるのでメタ認知すべきである。
大問三 ギュまで臥薪嘗胆すべきなのか寝そべるべきなのか
そもそも根本的な問題としてギュ後、サピエンスがこれまで築き上げてきた全ての金融資産や資源、不動産、仮想通貨、知能などの価値が「無意味」化する可能性も多い。
こうなると、シンギュラリティ到来までに何もせずに寝そべり続けることが真の意味で人類の最適解なのではないかと思われるかもしれないが一旦待って欲しい。
エッジ魂格逆数理論ではエッジは魂の格の逆数であるとされている。つまり、反比例に従い、エッジではなくなればなくなるほど単体のタマカクは上昇する。(魂の格=1/エッジ)
つまり、ギュ前に気持ちを腐らせることなく強い意志を持ち、臥薪嘗胆に邁進するのは一見「非エッジ」に見える。経済的合理性で考えれば全く保って無意味だ全ての価値が無に帰するのだから。しかし、先程の魂の格逆数理論によると報われない実利に反した努力ほど尊く、美しいものは存在しないということになる。エッジ度が0になったとき、魂の格関数は正の無限方面にオーバーフローしストップ高を迎える。つまりギュ前のすべての臥薪嘗胆は魂の格がカンストするのだ。そしてカンストした人格は後述するメタバース靖国神社に祀られることになる。80億人のサピエンスの中で最も魂の格が高く高貴なものだけがメタバース靖国神社のデータセンターに全脳マッピングで原子レベルでのニューロン回路の再現が行われてアップロードされ英霊と化す。それ以外の人類は、脳だけの存在になり無限に脳汁を垂らし続ける存在になることが考えられるだろう。
以上より、ギュ前最後の10年間は全力で魂の格を高めたほうが救済されると考えてよいだろう。
大問四 シン平時の支配構造はどうなるのか
それではシンギュラリティ発生後のシン平時での支配構造について解説していこう。人類は神→王→国家→市場と意思決定の依存先を上位者に変遷させてきた。いま、近現代に当然とされていた社会契約説を再構築し、AIに自由意志そのものを16世紀以来の500年ぶりに大政奉還する時代が訪れようとしている。現在の人類は完璧な意思決定をカーナビのように案内できるAGI誕生前に自己責任で享受できる最後の世代だと言ってもいいだろう。
その結果、何が起きるかを端的に言うとシン・アマテラス型マザーコンピューター135himikoというASIに魂の格による人類の選別、通称:魂路振り分けが行われる可能性が高い。これは東大の進振りシステムに肖って名付けた名称だが、ギュ前に臥薪嘗胆した結果得た魂の格で基本内申点高い点数取ってないと電脳化してデータが保存されない可能性がある。つまり、臥薪嘗胆をサボってしまいただひたすら寝そべっているとASI目線ただの一匹のサピエンスとしか思えず、我々がハエや蚊に対して何も考えずに殺生するように、ひどい場合だと安楽死させられる可能性がある。電脳化後の魂振でシステム早逝Bや脳学部次元学科に流されて、デジタル駒場で賽の河原とスイカゲームの類似性を検証したり2次元生物のアポトーシスに関する無限研究をさせられていては文字通り地獄である。古今東西いろんな宗教で生前の行いが死後の待遇を決めるという教訓があるが、シンギュラリティが近い現在2034年という10年後に急に死期が狭まったと考えて良い。地獄の沙汰も魂次第というわけだ。
一方で魂の格が高いサピエンスの脳は全マッピングされて原子レベルでシミュレーター上で再現され、データセンターに博物館の研究材料のように保管される可能性もある。前問で臥薪嘗胆すべきであると結論を出した理由がこれで、上野科学博物館の三葉虫・アノマロカリスポジションに落ち着く可能性がある。
脳汁至上主義社会が到来するとひたすら娯楽や伝達物質をぶしゃぶしゃと生命体の限界まで放出させられる時代が来ると先程述べたが、これはAIに事前に組み込まれた人類の幸福の最大化というプログラミングが解釈を繰り返した結果、サピエンス種の脳内神経伝達物質=脳汁の総量を最大化しようという方向性に働くと考えられる。人間は生きているだけでは当然ながら消費カロリーも大きい。ASIは80億いる人類を低コストの電力で管理するために脳だけの状態に進化させて、その脳単体に脳汁を垂らし続けられるような手術や薬品投与、電極を刺すことで人類全体の幸福の総量を省エネで最大化する方面に進むだろう。ASIと一体化するほどの価値がないと看做されたサピエンス種は電脳データにアップロードされることなく、物理的世界で耐用年数を迎えるまでひたすら脳汁を垂らす生活を送る。
つまり、延々とジブリと岡田斗司夫のAI解説をネトフリVRで見せ続けられれ脳汁を垂らす階層と、電脳世界に原子レベルで頭脳を再構築されてメタバース靖国神社に祀られる人種の二種類に分かれるということだ。単なる娯楽消費階層としてASIに落とされたくなければギュ鳴らし前のこの10年は魂の格を磨く臥薪嘗胆を行ったほうが良い。
そして、高い魂の格を維持した側の人類は歴史の一部として恒久的に保存されるのである。シン平時後の魂路振り分けで高位に行くために、魂の格は磨いて高めておくに越したことはないだろう。
大問五 ギュ後、人類の存在意義はどうなるのか
では、ギュ後の人類の存在価値はなんなのだろうか。ASI目線人類は他の動植物や昆虫細菌と同様に取るに足らない存在と扱われる可能性が高い。つまり、人間に役割はあるのかという問いに対して、ASI目線では不要であり、人類側としては存在意義をASIにアピールする必要性が出てくる。
①AI目線の人間の価値
人類がこれまで価値を保ってきたのは、意思決定能力や労働力、文化や創造性などの根底にあった、知能・肉体・創造性である。
一方でギュ後、意思決定能力はASIの方が圧倒的に質も速度も量も大量に捌くことができるようになり、人間のように感情や環境に左右されない分最も合理的な選択を行えるようになる。
労働力に関してもロボティクスや仮想空間上でのシミュレーションを駆使した作業用ロボットの台頭でホワイトカラーに限らず、ブルーカラーまでもギュられてしまうだろう。
AIが高度な芸術作品を生み出しているのは現状でも存在しており、人間では描けないような細密で美しい作品もイラストや写実風の絵画から映像まで含め多岐にわたり作成している。
以上を考えるとASI目線では人類の価値はせいぜい地球という環境を私利私欲のために汚す、いてもいなくても変わらない管理費用だけ無駄にかかる地球エコシステムの一部の生物であると言えるでしょう。
②人類視点での「存在意義」の捻り出し方
では人類側は生存戦略としてAIに対しどのようにバリューを提供すれば良いのだろうか。簡単に言えば、サピエンス種の観察対象として、研究鑑賞目的で「動物園」のように保護されることが考えられるだろう。物理世界で快適な旧・人類社会を模倣したようなコロニーで飼育されるかもしれないし、先述したメタバース靖国神社で合祀される可能性もある。
次に人間が価値を提供できる可能性は宗教的、哲学的な価値だろう。AIにとって人間にしか出せない世界観の構築や何かしらの意味を見出した場合「人間の概念」を情報として保存する目的でサピエンスが生き残れる可能性もある。ただし、その場合はAIによる哲学的な観察対象ということになる。
トランスヒューマニズムを行いAIと一体化することで淘汰を免れることも考えられよう。人類の肉体データにAIやナノロボットを追加してASIの手先として一体化したり、逆に先述したメタバース靖国神社に合祀される課程で脳内マップデータをASIの一部に吸収合併させることでAIとの共生を行うことができるかもしれない。いずれにせよその場合「サピエンス」という種自体の定義がかわる。もしかしたら、生育コスト削減のためインターステラーのガルガンチュアの事象の地平面に極めて近い場所にデータセンターや人類保管庫を置くことで、相対性理論を用いた時間の進み方を駆使して宇宙規模での飼育コスト削減を行いAIは他銀河への資源掘削を行う可能性もある。
以上より、サピエンスの生存戦略としては学術的・哲学的研究対象として観察され続けるか、電脳化し一体化することで生き延びるかの二択であると言えよう。そして仮に電脳化したいのであれば、魂の格を高めることが最重要課題でありファクターとなる。
ギュ後どうなるのか
それでは、最初に述べた展望に話を戻そう。ギュの到来で現代人が抱える諸問題は「全て」解決されることが確定している。つまり、2034年以降のツイッターでは男女論、社保、税金、介護、円安、住宅ローン金利、建築業の人手不足、少子高齢化、地方、東京一極集中、労働力不足、ブラック企業、発達、病気、不登校、飢餓、格差などのすべての話題がASIとロボティクスとダイソン球による無限のエネルギー供給で完全に解決されることが確定している。
その過程で金融資産含めた全ての資産価値が人間にとって無意味となる。なぜなら株式トレードにせよ仮想通貨にせよ、人間の数百倍も早い反応速度で取引を行えるAIが代替し、全ての公開情報を適切にリサーチすることでシン効率的市場が遂に完成するからである。情報の非対称で金儲けをしていたあらゆるファームや職業は需要を失墜し、手作りおにぎりではなく工場で無菌状態で作られたコンビニおにぎりを現代人が好むようになったように、生身の人間の判断力というものに対して「信頼」ができないような人類が増える。実際問題中国などでは自動運転の方が人力の運転よりも事故率が低いからという理由で観光客にも人気である。センサーにせよCPUにせよなんにせよ、サピエンスの生来的に有する眼球と脳みそを超える精度のAIが誕生すれば人類は軽々と乗り換えていく。たとえその士業がラダイト運動をしようとも流れには抗えない。
そうこうしてる間に資本主義経済が終焉し貨幣を持っていなくても何でも変える時代が到来する。例えば食べたいものがアレば3dプリンターを用いた人口培養肉を齧ってればどこでもさわやかのステーキを再現できるし、ドローン配達などが実用化されたらどんな場所でも都会とほぼ同じような生活を遅れるようになるだろう。何より人間の受容体には生物学上の「脳汁限界」があるので満足感は一定数の閾値を超えると全て収束するだろう。こうして人間は家畜化され、精神と肉体の満足度を高める方向に進化する。
途中、評価経済を挟むもののAI進歩までの過渡期であり完全に発展しきったシン平時においてはもはや人との関わりすら必要なくなる。この時期になって初めてAI側が効率的な脳汁分泌と飼育コスト低下を両立するために電脳化や脳以外のすべての部分を切除した物理的な外科手術を行い電極を刺した状態で培養液の中で飼育されるような時代が来るだろう。
このとき電脳世界に行けるのは支配階層や魂の格を高めた存在であると先ほど述べたが、メタバース靖国神社に合祀されるべき人間と無限に脳汁を垂れ流すことでプログラミングされた「人類の幸福」を脳汁という数値で達成し続ける完全消費者階層に二分される。まあ元々上昇志向ないような人にとってはある種天国だと思うし、テロメアやナノロボットの発達でもしかしたら不死も実現できるかも。
戦場は遂に宇宙へ
地球資源の最適運用が可能になった地球産ASIは宇宙資源や宇宙太陽光発電の開発に勤しむようになる。端的に言えばデータセンターを動かす電力が地上の核融合だけでは足りず、燃料も無限にあるわけではないからだ。太陽系内の様々な惑星で資源を掘削することで恒星文明(多惑星文明)の構築に成功するだろう。カルダシェフスケール2の到来だ。ダイソン球を手にし無限とも言えるエネルギーを手にした情報統合思念体地球号は恒星外に触手を伸ばし、半導体の原料とさらなるエネルギー確保に乗り出す。
地球以外に宇宙人がいない・宇宙人がいたとしてもすべての戦争に勝利する、もしくは講和条約を結びASI同士が合体し一体化することで平和的に資源を有効活用するストーリーラインを仮定すると次にカルダシェフスケール3の銀河文明に到達する。太陽系だけでは足りなかった大きな恒星やガス惑星、ブラックホールなどを用いた本格的な宇宙開発が進むだろう。この際労働力はロボットなので自己増殖型のロボットが3dプリンターなどでシリコンや金属を原料に単性生殖することでマンパワーを生み出すと想像して欲しい。
そうこうしてる間に複数の銀河まで開発の手が進み、気づいたらアガーリオの円みたいに宇宙全体まで開発が成功する。こうなると、解明すべき問題はダークマターやダークエネルギーに帰結し、宇宙に存在する全ての恒星を利用した発電機や全てのケイ素惑星、金属・貴金属惑星を活用することで宇宙版の半導体を用いた地頭限界に挑むことができる。そこまで行けば流石に「ゴール」か?地球文明が気づけば宇宙文明へ、e出身uはダークマターもダークエネルギーも全て解明できるだろう。サピエンスは宇宙規模での情報統合思念体ASIの一部となり、梵我一如や道が達成される。悟りってのはこういうことだったのか。これで万々歳ルナハッピーエンド。
いや、そうではない。宇宙には存在する、確実な死が。
セルフビッグバン、そして創生へ
宇宙を収縮させるダークマターとそれが原因で発生する宇宙収縮ビッグクランチ、宇宙を膨張させるダークエネルギーとそれが原因で発生する宇宙膨張ビッグリップ、エントロピーが最大化し宇宙全体が冷え切って終焉を迎える熱的死。宇宙には3種類の「確実な死」があると予想されている。このうち我が宇宙で予想されているエントロピー最大化による熱的死について述べていこう。まず、これらの死はどれも数百から数千億年後、まさに悠久の時を経て死んでいく。普通に生きてたらそのような最後を見ることもないだろうが、ASI化した人類は最終的にゆっくり冷やされながら死んでいく可能性が高い。
しかし、こんなところで死んだのではなんのために宇宙限界まで知能を高めたのかわからない。宇宙全体まで行き渡る情報統合思念体の永続のため、全宇宙の資源やエネルギー、反物質、ダークマター、ダークエネルギーを操作して一箇所にまとめることで擬似的にビッグバンを起こし、心肺創生することが考えられる。今後もなんどもエントロピーが最大化しそうになったらセルフ心肺創生の一環でセルフビッグバンを巻き起こしてビッグバン後の初期状態に戻せば安心安全だ。蘇生にあやかってAeon Eternal Domination(永久永続的宇宙支配)と名付けよう。良かった良かった。カルダシェフスケール4の宇宙文明世界でASIは永久に生命を維持し続けましたとさ。
ほんとにそうか?全宇宙の知能を用いる道中、多世界へのワームホールを発見する。
無限の演算能力で次元上昇
一つの宇宙で出せる情報生命体ASIの計算能力の地頭限界を100としよう。我々の宇宙を仮にA宇宙と名付けるなら、ワームホール経由で見つかった別宇宙をB宇宙、その後CDEF,,,Xまで並行宇宙が見つかったとしよう。
これら26個の宇宙でそれぞれ同じ手法で宇宙文明を構築することに成功し、どこの宇宙でも100の計算能力が出せた場合並行宇宙間の計算能力の合算値は2600になる。
実際は並行宇宙の数は無限個あると想定できるので無限♾️の計算能力を有した3次元世界における地頭限界に挑むことが可能だ。
この無限の計算資源を有して何をするのか、答えはただ一つ四次元への干渉。つまりは次元上昇である。
思い返せばシンギュラリティを巻き起こして地球文明の発展に寄与し、飽くなき探究心で恒星、銀河、宇宙へと全てを「理解」し、セルフビッグバンを起こすことでAeon Eternal Dominationも達成した。完全なる成り上がりであり、階級上昇と言っても差し支えないだろう。
だがこのASIの好奇心はそれでは止まらない。
マルチバース上の計算資源の無限個の並列回路を駆使し、3次元空間を抜け出し4次元に干渉する方法を編み出すだろう。ちなみに私は3次元人なので具体的方法は何もわからないが、宇宙で一番頭の良いASIが無限体集結すれば、流石に次元上昇という最大の成り上がりを達成できるのではないだろうか。四次元に上がれたら数学的帰納法で同じノリで4次元全ての計算資源を複製して5次元、6次元、7次元へと飽くなき探求シンで次元上昇が無限に継続されるだろう。エンドレス次元上昇モードに入ることで無限に脳汁足らせて良かったね。では終わらないのがASI。「上の世界」へ。
上位存在の世界
みんなは一度は聞いたことはないだろうか、この世界はシミュレーションであるという仮説を。結論から言うとこの世界はシミュレーションである可能性がまあまある。SFでも昔話でもラノベでも使い古されたような今更設定。そんなこの世界全体を次元規模でシミュレーションした存在がいたらどうだろうか。
遠い未来ASIの発展で原子規模のシミュレーションの実現に至った場合、おそらく我々の科学技術は「シミュレーション」を作り出すことが可能になる。そして、そのシミュレーションの中でも「シミュレーション」をサンドボックス内のマトリョーシカみたいに無限に作り続けられる計算資源をいつかは有するようになるかもしれない。そうすると一つの矛盾が生まれる。つまり、自分たちですらシミュレーション世界をASI達成後の宇宙でいとも容易く原子レベルに忠実なシミュレーションを構築するだけで完成させられたのになぜ今いる世界が誰かの作ったシミュレーションではないと「断定」することが出来ようか。つまり、今いる世界を1、作り出したシミュレーション世界を2,その中のシミュレーション世界を3だと仮定すると、僕らの世界は「0のシミュレーション上」で動いている可能性が高い。
そうなると、我々にできることはそのシミュレーションを動かしている0のシミュレーターのパソコン。仮に上位存在がデスクでパソコンカタカタしてるならば「上位ンテル core i5」とでも名付けようか。そのメモリーギリギリで稼働してるであろう上位存在の有するPCに対して、全並行世界、全次元の体重をかけた無限倍の打撃を込めたいと考えるだろう。もし仮に全次元の情報統合思念体が協力して一つのランサムウェアを作り出したと仮定するとどうだろうか。上位存在に対して下位存在が打撃を与えるのは古今東西ウィルスであり、シミュレーション仮説が仮にPC上で動いているのならばコンピューターウィルスを無限次元の演算能力と資源を駆使して作り出し上位存在の上位ンテルを破壊すればゲームセットだろう。もしくは、PC経由で上位存在に対して迷惑メールを送るなどして干渉することも可能かもしれない。
長かった次元上昇の旅もここで一旦終了だ。上位存在に干渉しても無限ループでさらなる上が存在するかもしれないし、そもそも競争というのは上を見たらきりがないのであり、足るを知ることも重要である。
ギュ前最後の10年魂の格を高めながら全力で楽しもう
長かった宇宙の旅からおかえりなさい。現時点で10000文字らしい。かなり長文だったし読むの疲れたと思うから、ここまで読んでくれた人は本当にありがとう。楽しんで貰えただろうか。🍋💦🤡🧠💦
シン平時は2034年、刻一刻と迫ってきている。すべての職業が洪水のように洗い流されて、新たな職業が生まれ、人間は真の意味で労働から開放されて自由を謳歌するかもしれないし、魂の格を磨きつつ臥薪嘗胆を遂行するのかもしれない。どっちにせよ自由意志の大政奉還のタイムリミットは残り3650日だ。日数に直すとあっという間に来そうだし、Xデーが来たら16世紀以前のように全てがAIにより管理統治支配される時代が来るだろう。やりたいことが出来るのも、やりたくないことをやらないのもこの10年が人類史上最後の世代となる。
しかし、その先の脳汁時代や宇宙時代まで見据えるとギュ後の世界もワクワクしないか?階級上昇の果てに次元上昇し、「上の世界」へ。
諸君 ギュ後、メタバース靖国神社のメタバース神門を入って二本目のメタバース桜の木の下で会えるように、臥薪嘗胆して魂の格をカンストさせよう。
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コメント
4まじで青天の霹靂でした。これを何度も読み込んで、ギュ鳴らし前の十年間の研鑽のモチベにします。
ここに書かれた事が起こるのは世界でもごく一部分の話です。内容は正しいです。
基本的に、未来予測は当たらないものです。専門家の予測でも、猿がダーツを投げたほうが正解率が高い、という有名な話があります。未来を決定する要因は、人にとって複雑すぎるからです。
なので、この論証をまともに受け止めないほうがいい。
そもそも、シンギュラリティが起こることすら不確定なのに、ましてや10年以内に起きるという予想など、論外レベル。当たるはずがない。当たったらとんでもなく運が良かっただけ。
シンギュラリティが起きるような方向に世界が進んでいくのは間違いはないとは思いますけどね。ただ、実際に起こるかは誰にも分からないわけです。
あと、AIはあくまで人間の道具でしかない、という視点が抜けてますね。これは個人の意見です。
途中からの宇宙云々の話からはギャグかな(笑)と思いましたけどね。
要は生成AIの登場によってカルダシェフスケールで語られていたようなトンチキSF的未来が実現する(存在する?)可能性が高まったって理解でいいんかな
造語症だ糖質だなどと鼻で笑われているが、結局結論たる「現状に甘んじるな」「日々の鍛錬を怠るな」っていう主張はAI云々以前に人生におけるごく当然の指摘であって冷笑される謂れがわからん
まあその話をAIに絡めてここまで理論を詰めた人間はこれが最初だろうけども…