SHARP QT-50CD DIGITURBO

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シャープのCDラジカセ、QT-50CDの紹介です。

 
1990年発売、定価38,800円。
DIGITURBOシリーズの末っ子な本機、廉価モデルながらも満足度の高い1台です。
90年登場にしてはオーソドックスで当時としても前世代的なデザインだったことでしょう。
入手したのは結構前ですが、ようやく公開です。

 
上部に主要操作が集まってます。
廉価機だけあって誰にでもやさしい日本語表記です。
ボリュームはレバー式となっており、重低音も速効で効かせることが出来ます。音量は変動がシビアですね。
電源や入力切替のスイッチに接触不良が起きやすく、片方の音が出なかったりする場合はここを弄ってやれば解決しますw
上部のバリコンチューナーはTV VHFまでカバーします。そして今流行りのワイドFMにも対応。
個人的に左下の「QT-50CD」の表記が気に入ってます。


そしてCDのフタにも「DIGITAL」。デジターボという名称と共にデジタル全開です。
デジタルといえばCDのこと。USB端子があったりBluetoothで接続なんてないですよ。
普通のトップローディングです。各社フロントローディング化が進む90年頃、新しさは薄かったかも。
DIGITALを強調するのも90年代に入ってから各社めっきり減ったように思います。

 
CD操作関係。デジタルサウンドを操る重要なポイントです。
ディスプレイもCD専用となっており、情報量も最低限。CD MULTI DISPLAYが泣かせます。
「再生」ではなく「演奏」と表記しているところが漢ですね。ただデータを再生するのではない。演奏するのだ。
リモコンは非対応なので本体で操作することになります。

 
タイマーは独立した単三電池1本で起動します。電池が無いと使えません。
普段は時計を表示しているので、タイマーを使わなくても電池を入れておけば便利かも。
テープの走行方向を示すLEDインジケーターがサンヨーのU4を思わせる・・・
DIGITURBOロゴもイケてますw

 
カセットデッキ。
ガチャメカ式、再生のみリバース、カウンター無しと当時としてはかなりシンプルな仕様になってます。
それでも手動セレクターでハイポジ録音にメタル再生は対応。
一方同格のパナの5シリーズではフルロジック、録再リバース、オートテープセレクターなので差を感じます。
ただし耐久性の面ではガチャメカの方が有利ですかね。


スピーカーはフルレンジ+内蔵のサブウーファー。
内部に独立したウーファー用BOXがあり、かなりの重低音が出ます。

 
ちなみにフルレンジのユニット。自社製でマグネットもそれなりに大きいです。

 
裏面の端子類。
AUX INがあるのは嬉しいですね。OUTなんてあっても使い道が殆んどないですし。
ビートキャンセル、マイクミキシング、ヘッドホン端子も集約されています。

 
銘板。
本機の名称は「コンパクトディスク ステレオダブルカセット」だそうで・・・
周波数範囲まで記載されていて何ともマニアック。
何とマレーシア製です。さすがに上級機の60CD・80CDは日本製ですよね??
この頃では珍しい海外生産ですが、耐久性には問題なしですね。


3機種あるデジターボシリーズで一番出ているのは最下位の「50CD」だと思います。
上級機が少ないのはチューナーがバリコンだったりカセットがガチャメカと値段の割りに機能面で劣るというのが要因ですかね。
だったら割り切って一番安いやつを選ぼうと思う人が多かったのかも知れません。

このクラスでこの重低音は反則と思います。安くてもドッカンターボですw
独立したBOXを持つサブウーファーにより重みのあるズーンとした重低音が楽しめます。
同じような構造のビクター機に似たサウンドですが、家電メーカーのシャープも負けてません。
これより上位グレードで同時期の「CFD-500」なんてぶっ飛ぶレベルですね。
フルレンジのバランスも良く、音質では上級機に迫るものがあります。
定価4万円を切る価格で堂々とした大型ボディを持ち、音も迫力満点。機能がショボくても十分な魅力がありますね。
使って楽しい音質重視な廉価機の一つと思います。

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