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オレは!オレたちは!2025年もGP24で行く!今後2年間にわたる開発凍結を控え、エンジンの仕様決定に悩みに悩み抜いていたドゥカティだが、今季最新型となるGP25には、昨年20戦19勝という圧倒的な勝率を誇った旧型のGP24のエンジンを引き続き搭載し戦うという方針に決まった模様。 これは新旧のマシンを乗り比べて、エンジンに関しては旧型の方が「ブレーキングで速い」というペッコの評価に加え、セパンテストで最速だったのが旧型のGP24を走らせる弟マルケスだったこと、さらには同じく旧型に乗るモルビデリも、兄マルケスのアタックラップを上回るタイムを刻んでいたことから、ここはリスクを避けて旧型となるGP24のエンジンに「小モディファイを加えたもの」を、GP25に搭載することにした模様。 先に出ていた話では、エンジン仕様の最終決定は来週半ばに行われるタイでのテストを経てから決定するとのことだったが、そのタイミングでエンジンの仕様を決めてしまうと、それでは月末の開幕戦までに、ホモロゲート(認証)を受けるに必要なエンジンすべてを用意する時間的な余裕がない(足りない)という判断が働いたようだ。 最新型が常に最良であるというセオリーを崩して旧型に戻すということは、ファクトリーの沽券に関わるものとしてレースの世界では嫌われるものだが、それでもドカはその真のポテンシャルが未知数(ポテンシャルを開放するまで時間がかかる)の新型エンジンを採用するよりは、「信頼と実績」が確立されている旧型を引き続き使い続けることにした。 ドカにしても新型の開発にはこの1年以上の時間をかけてきたところ、それをすべて捨ててまで旧型への手戻りを許すというのは苦渋の決断だったはずだが、ここはプライドよりも実(確実な勝利)を取ったということだろう。 そしてこの決定は、開発凍結がかかるドゥカティはここからの2年間、24年型のエンジンでMotoGPを戦うということを決意したということ。旧型のエンジンのまま、実質足掛け3年を走っても勝ち続けることができるという自信がドカにはあるということだ。 マシンの開発凍結は、現在コンセッションの最下層であるDクラスに位置するホンダとヤマハには該当しないので、両メーカーは今後も引き続き(よほどの好成績を収めない限り)マシンの開発を行うことができるため、これは絶好のチャンスであり、もしこのチャンスを活かしてトップグループとの差を縮められないようなことがあれば、そのときこそは致命的な状況となる。 なお、エンジンに関しては旧型のGP24をベースにすることを決めたファクトリードゥカティだが、シャシーや空力はもちろんしっかり「25年型」にアップデートされる。これらの新パーツはすでにセパンでテスト済みで、それと旧エンジンを組み合わせた方が、新しいエンジンを搭載したよりも速いということが総合的に確認されている。 旧型エンジンに差し戻す決定を下したドゥカティの判断が果たして正しいものだったどうか。もしこれが間違っていたとしても、もはや新型に積み替えて比べることはできなくなるので、あとは時の試練を経ての結果を見ていくことになる。 es.motorsport.com/motogp/news/du 📷@ ducaticorse
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