デザインの力で事件を風化させない 膨れた耳たぶ 顔写真加工、全体背景は黒
別府市で2022年に男子大学生2人が死傷したひき逃げ事件を巡り、情報提供を呼び掛けるチラシを無償で製作してきたデザイナーが、容疑者の身体的特徴にフォーカスした事件のパンフレットを完成させた。街頭で情報提供を呼び掛けている際に「事件の風化」を実感し、人の印象に残るインパクトの強いものを作ろうと決めたという。一見しただけで事件の経過なども分かるようにしたというが、どんな工夫を凝らしたのか。【山口泰輝】
A4判三つ折りのパンフの表紙には、道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で重要指名手配されている八田與一(よいち)容疑者(28)=日出町=の顔写真を載せ、両耳付近にさらに拡大した耳の写真を重ねた。
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