北島町 大学生が詐欺被害 320万円 SNS型投資詐欺か

県内の10代の女子大学生がSNS上で仮想通貨への投資を持ちかけられたうえ、違約金の支払いを求められ、現金およそ320万円をだまし取られました。警察がSNS型の投資詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと去年11月、北島町に住む10代の女子大学生は、アルバイト先の先輩から教えられた女性のLINEのアカウントから動画投稿アプリ「TikTok」の動画に「いいね」を押せば、1件、数百円の報酬がもらえると紹介され、報酬を得ながらやりとりを続けていました。

その後、秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」を使ったグループでのやりとりに移り、仮想通貨への投資を勧誘されたということです。

女子大学生は自分の口座から投資の資金として、はじめは3千円、そのあと5万円、15万円と送金して専用のサイトで利益が出ているように表示されていましたが、その後、送金や出金の際に「操作ミスがあった」などとして高額の「違約金」の支払いを求められるようになり、最終的に現金およそ317万円をだまし取られたということです。

「違約金」は自分では払いきれず、家族名義の口座から支払い、家族が高額の出金に気づき、被害がわかったということです。

警察はSNS型の投資詐欺事件として捜査するとともにSNS上の投資話に注意するよう呼びかけています。

【徳島市では2900万円余の被害も】

また、投資に関係するSNSの投稿をみた徳島市内の50代の女性がLINEのグループチャットに誘導され、投資家を名乗る男性に仮想通貨への投資名目で去年11月から12月にかけて2900万円あまりをだまし取られました。

警察はSNS上の投資話に注意するよう呼びかけています。

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