米国関税、為替への影響や米金融政策の動き「見極め」と加藤財務相
加藤勝信財務相は2日午前のフジテレビの番組で、トランプ米政権がカナダとメキシコ、中国に課すことを決めた関税政策について、「為替などにどういう形で反映していくのか、その前提として米国の金融政策がどういう形で動いていくのか、しっかり見極めていかないといけない」と述べた。写真は2024年10月、東京で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
[東京 2日 ロイター] - 加藤勝信財務相は2日午前のフジテレビの番組で、トランプ米政権がカナダとメキシコ、中国に課すことを決めた関税政策について、「為替などにどういう形で反映していくのか、その前提として米国の金融政策がどういう形で動いていくのか、しっかり見極めていかないといけない」と述べた。 もっと見る
3カ国以外に対象が拡大していくのか不明だとする一方、「世界経済にどういう影響を及ぼしていくのか、我々もたいへん懸念している」と語った。その上で、石破茂首相が7日に予定しているトランプ大統領との会談について「いろいろな懸念を踏まえながら議論がなされるものと思う」とした。
経済産業省はこの日、日本企業の相談窓口を日本貿易振興機構(ジェトロ)と共同で設置した。カナダ、メキシコ、中国に進出する企業を含め、今回の関税措置の影響を受ける可能性がある企業を支援する。
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