「僕に投票しないで」NHK党立花孝志氏、出馬表明の千葉県知事選「選挙は政治宣伝の場」

政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首=7日午後、国会内(奥原慎平撮影)
政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首=7日午後、国会内(奥原慎平撮影)

政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首は7日の記者会見で、出馬する考えを表明した千葉県知事選(27日告示、3月16日投開票)で2期目を目指す現職の熊谷俊人知事の当選を働きかける方針を示した。「僕に投票しないでください」と呼びかけるという。

立花氏は地方選に出馬を繰り返し知名度などを高めることで、今夏の参院選比例代表での当選を目指している。立花氏は「ちゃんと参院に返り咲き、本来のNHKからの被害者を守るための政治家として活動をしていく」と語った。

「選挙は効率のいい政治的な宣伝をする場だ。公選法には当選を目的として立候補しなければならないとは書いていない」と強調した。次の大阪府岸和田市長選にも出馬するという。

熊谷氏を支援する理由については、熊谷氏がSNSを活用した選挙運動に一定の規制をかける必要性を指摘していることを挙げた。「SNSへの表現の制限、素晴らしい。それをしっかりアピールしていく」と強調した。

一方、熊谷県政全般については「全面的に認めるつもりは1ミリもない。SNS規制以外はむしろ賛成しない方が多い」との見方も示した。

万が一当選した場合の県政運営については言及しなかった。「当選する可能性がほぼほぼない。可能性が低いものに対して構想を話したりするのは時間の無駄だ」と指摘しつつ、「千葉県政についてそれなりのものができると自信はある」と語った。

NHK党の立花氏、千葉県知事選への立候補表明

N党立花氏の兵庫知事選運動は〝2馬力選挙〟

会員限定記事

会員サービス詳細