入院患者の昼食時間には、管理栄養士にとって大事な「ミールラウンド」という仕事があった。担当患者たちが問題なく食べられているかを確認していくもので、結は糖尿病の中野学(川端泰史)のベッドに白い粉が落ちていることに気づき、大福を持ち込んで食べたのではと推理。その読みは的中し、食べることだけが楽しみという彼のバックパックからはほかにも菓子が出てきた。しかし結は、中野を叱らず、共感を示しながら糖尿病のリスクを説明。食事や薬で対処すれば防げると励ました。さらに、病院食を全部食べたらという条件で、1品だけ持ち込みのおやつを許可。治療の励みになるようなアドバイスを送った。
結たちは「コーポ北梅田」に引っ越ししていた。この日、家族で夕食をとるなか、姉、歩(仲里依紗)の話題になり、結が歩のSNSの画像を花に見せた。「無理。うち、アユおばちゃんとかママみたいなギャルに絶対なれへん」とつぶやく花。結は「誰もギャルになれなんてゆっとらんやろ。ただ、花は大好きなサッカー一筋で一生懸命頑張っとうやん。それって…」と言いかけたところで、花から「ギャルなんよ。やろ? 分かってる」とツッコまれてしまった。
「おむすび」第87回あらすじ
結は、外科医の蒲田(中村アン)から、来週手術する患者に食事をしっかり食べさせるよう指示される。結は患者に、普段の食生活などの聞き取りを行って、入院中の食事の方針を担当の看護師と共有する。むせやすい患者には言語聴覚士にも協力してもらう。
一方、結の夫で星河電器の総務部に勤める翔也(佐野勇斗)は、仕事帰りに義父の聖人(北村有起哉)たちが営む神戸の理髪店「ヘアサロンヨネダ」を手伝う。