NHK朝ドラ「おむすび」 結(橋本環奈)、甘えられない元ワンマン社長の心を溶かす 「元気になって大切な人とごはんを…だから私たちを信じて」

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「おむすび」第90回場面写真(C)NHK

女優、橋本環奈がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おむすび」(月~土曜前8・0=土曜は振り返り)。橋本演じる福岡県の糸島で育ったギャルの米田結が、栄養士となり、現代人が抱える問題を食の知識とコミュ力で解決していくオリジナル作品だ。公式インスタグラムが7日更新され、病院の食事に文句ばかりいっていた潰瘍性大腸炎患者の建設会社の元ワンマン社長、堀内(関秀人)が、勝手にうな重を差し入れさせて誤嚥性窒息に。病院スタッフの尽力で九死に一生を得た後、結の言葉にこれまでの行動を反省するといったシーンの画像が投稿された。

★以下ネタバレあり

投稿文では「患者さんが元気になる支援をするのが結たちの仕事。それには患者さん本人と家族の理解と協力が不可欠です。元気になって家族と過ごしてもらいたい、出来るだけ要望も叶えてあげたい…。一緒に、治療に向き合いましょう」とつづられている。

放送では、「大阪新淀川記念病院」の管理栄養士の結は、NST(栄養サポートチーム)のメンバーと一緒に堀内の病室を回診した際、「とにかくこの病院のメシはまずすぎてかなわん」などと文句をいってほとんど口にしない堀内を気にしていた。堀内は食事時も後を継いだ息子に仕事を任せることはできず、ベッドの上から取引業者に直接電話。イライラが募るばかりの様子だ。

結はある日、堀内の妻から、堀内は血便がひどくなっており、ずっと喉を気にしていて食べ物が飲み込みづらそうだと相談を受ける。堀内は担当医師の森下(馬場徹)の判断で、NSTの特別なケアが必要な患者からは外されていたが、NSTメンバーが情報を共有した結果、〝とろみをつけた食事〟に変更したほうがよいと判断。メンバーがそろって森下にそれを伝えにいく。

だが、森下は「俺の患者は俺が決める」と聞く耳を持たない。

そんな中、堀内は息子に差し入れさせたうな重を食べて、誤嚥性窒息になり、顔を真っ赤にして苦しそうにしているのを結らが発見する。森下やNSTメンバーが尽力して、九死に一生を得る。この事態を経て、森下は自分が患者の家族が話しづらい空気を醸し出していたことに気づき、反省の言葉を口にする。

堀内はといえば、「あんなマズイものを出すからこうなった」「こんなんで死ぬわけない」などと事態の深刻さに気付いていなかったようだ。NSTメンバーの医師、松崎瑛人(永野宗典)は「われわれが一歩遅かったら亡くなっていました」と単刀直入に伝える。

さらに松崎は「もっとご自分の体のことや病気のことを理解してください。かなり重症なんですよ」「これからは息子さんに甘えて、治療に専念しましょう」と堀内に呼びかけた。

続けて結は「うなぎは私も大好きです。もし食べたいものがあったら我慢しないでおっしゃってください。それに近い味付けの献立を考えます」「いくつかの献立をお見せして、堀内さんが少しでも食べたくなるようなお食事をお出しすることもできます」と提案。堀内を見つめて「私たちは患者さんに1日でも早く元気になってもらいたいんです。元気になって大切な人と一緒においしいごはんを食べられるようになってもらいたいんです。だから私たちのことを信じてもらえませんか」と語りかけた。

これを聞いた堀内は「分かった。わがままは言いません。よろしくお願いします」と頭を下げる、といったシーンが描かれた。

フォロワーからは「堀内さん役の役者さんが凄すぎた。あの真っ赤な顔。窒息状態で息ができないリアルさが十分に伝わってきて、背後から抱えて、胸部分を両腕で必死に圧迫する森下先生、松崎先生が『咳をしてください!』と呼びかけるシーンは、緊迫感がハンパなかった。これぞ病院」「誰かを信用できないのはツラい人生…。それは、堀内さんも森下先生もNSTのみんなだって一緒ですよね。もっと頼っていいんですよね」「こんなに寄り添ってくれる人がいて幸せだよ堀内さん!がんばるしかないね」といった声があがっている。

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