2024/09/26

有効なサブスクリプションがありません|Proxmox VE

サブスクリプションなしで Proxmox VE を利用すると、Web GUI でログインしたとき必ず下記のポップアップメッセージが表示されます。

スクリーンショット:

テキスト:

No valid subscription
You do not have a valid subscription for this server. Please visit to get a list of available options.

これについては、過去に対応方法を投稿しました。下記の投稿です。

You do not have a valid subscription for this server|Proxmox VE

今回は別の方法をメモしておきます。元の記事は下記になります。

Remove Proxmox Subscription Notice (Tested to 8.2)

こちらは、タイトルにあるように Proxmox VE の Version 8.2 までテストされています。こちらの方法が安心のような気がします。

編集する対象のファイルは、 /usr/share/javascript/proxmox-widget-toolkit/proxmoxlib.js になります。これは、前の方法と同じです。

  1. 編集するファイルのあるディレクトリに移動
  2. 念のためもとのファイルのバックアップを作成
  3. proxmoxlib.js を編集(ここでは nano を使用)

コマンドは下記となります。

cd /usr/share/javascript/proxmox-widget-toolkit
cp proxmoxlib.js proxmoxlib.js.bak
nano proxmoxlib.js

編集に入ったら、先ず文字列検索で function(orig_cmd) を探します。その結果、下記の行が見つかります。

checked_command: function(orig_cmd) {

その直下に、次の二行を追加します。

orig_cmd();
return;

結果として、次の通りになります。

checked_command: function(orig_cmd) {
    orig_cmd();
    return;

編集後、ファイルを保存します。

Proxmox VE の Web サービス(pveproxy.service)を再起動します。

systemctl restart pveproxy.service

または、上記のコマンドの代りに Proxmox VE サーバを再起動しても良いと思います。

なお、上記の操作をまとめると下記のコマンドになります(動作は確認済)。

sed -Ezi.bak "s/(function\(orig_cmd\) \{)/\1\n\torig_cmd\(\);\n\treturn;/g" /usr/share/javascript/proxmox-widget-toolkit/proxmoxlib.js && systemctl restart pveproxy.service

上記によって、次に Web GUI で、Proxmox VE サーバーにアクセスしたときには、「No valid subscription(有効なサブスクリプションがありません)」のポップアップメッセージはなくなっているはずです。

場合によっては、ブラウザのキャッシュクリア、新しいタブで開く、ブラウザを再起動するなどが必要になります。

以上

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上記の記載内容は独自の理解や個人的な見解に基づいています。
間違いがないことを保証するものではないことをご了承下さい。

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