俳優・シンガーソングライター、泉谷しげる 吉田拓郎よ…いつかまたケンカしようや 夕刊フジをやめること自体が〝犯罪〟だよ
今年、喜寿(77歳)を迎えるが、ますます意気軒高だ。役者として数々のドラマに出演し、本業のシンガー・ソングライターとしては被災地支援のチャリティーライブやワンマンライブに日本中を飛び回っている。
「鍛えてるんで、ぜんぜん大丈夫。だから年齢的に衰えたというのはないですねぇ。むしろ続けてやっていくと体の調子はいいのと一緒で、たまに出るようでは何だってダメじゃないですか。休むっていうのが一番よくない!」
そんな〝イズミヤ〟が小室等(81)、吉田拓郎(78)、井上陽水(76)と4人で設立した「フォーライフ・レコード」をわずか2年で飛び出してから48年。創立50周年を祝うために〝故郷フォーライフに還る〟と銘打ち、6年ぶりのニューアルバム「シン・セルフカヴァーズ 怪物」を2月12日にリリースする。
「メジャーの偉そうなやつらを呼んだりせず、フォーライフの連中と自分たちだけで作る。あくまでもフォーライフの社員たちに手柄を立てさせてあげたい。それが唯一の恩返し。だから若い奴にチャンスを与え、怒鳴りつけてみたって感じ。そういう意味では若々しい物ができたかな」
フォーライフとケンカ別れしたときに社長だった拓郎は、2022年に音楽活動を引退。そんな盟友への思いが随所にあふれ出る。
「彼がライブをやめるっていうか、歌の生活をやめるっていうことは、苦渋の選択だっただろうし、相当つらかっただろうと思うんだよね。そこは敬意を表すしかない。もう本当にご苦労さまだったけど、ただ、気が変わったらまたやってほしい。で、ケンカしようよ」