米が戦争終結案説明と報道 特使は否定、来週国際会議

ニューヨークで会談したトランプ氏(右)とウクライナのゼレンスキー大統領=2024年9月(ロイター=共同)
ニューヨークで会談したトランプ氏(右)とウクライナのゼレンスキー大統領=2024年9月(ロイター=共同)
  • ニューヨークで会談したトランプ氏(右)とウクライナのゼレンスキー大統領=2024年9月(ロイター=共同)
2025年02月07日 00時13分

 【ワシントン、キーウ共同】ブルームバーグ通信は5日、トランプ米政権でウクライナ・ロシア担当特使を務めるケロッグ氏が、ロシアのウクライナ侵攻を終わらせる計画を14~16日開催のミュンヘン安全保障会議で各国に説明すると報じた。一方ケロッグ氏は米ニュースマックス・テレビのインタビューで「来週は発表できない」と述べ、報道を否定した。

 ブルームバーグは計画について、戦闘を凍結し、ロシアの占領地の扱いは定めない一方、再侵攻を防ぐためウクライナの安全を保障すると報道。戦闘凍結の時期や方法、安全保障の具体的な枠組みが焦点となりそうだ。

 トランプ大統領はウクライナの武器支援を継続する見返りに希少な鉱物資源の供与を求める考えも示しており、停戦までに一定の期間が必要と考えている可能性もある。

 トランプ氏は、ロシアとウクライナの交渉入りを実現させたい考えで、ロシアが停戦協議に応じない場合、制裁を科すとも警告している。

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