旧ジャニーズ事務所(SMILE―UP.=スマイルアップ)の性加害問題を巡り、被害を受けたと主張する元所属タレントの大島幸広さん(39)と田中純弥さん(43)が6日、都内で記者会見した。スマイル社が補償金額を巡り2人を含めた4人を提訴したと明らかにし、「なぜ被害者側が訴えられるのか。寄り添う行動なのか疑問だ」と批判した。ほかの2人は志賀泰伸さん(56)と飯田恭平さん(37)。
代理人弁護士によると、被害回復や真相解明をスマイル社に求めてきたが交渉が難航し、民事調停を一方的に取り下げられるなどした。同社は昨年12月、4人に対し損害賠償の義務がないことなどの確認を求め、東京地裁に提訴した。
大島さんは会見で「加害者がどういう行動を取るべきかいま一度考え、誠心誠意向き合ってほしい」と強調。田中さんは「不都合なことを話せば黙らせ、補償の枠組みに従わないと提訴するというのは、権力と圧力で抑え込む旧ジャニーズと何も変わっていない」と指摘した。
田中さんと飯田さんは、計3億ドル(約460億円)以上の賠償を求める訴訟を米国で提起している。
スマイル社はコメントを発表。補償のために設置した「被害者救済委員会」の枠組みや金額に4人から合意が得られなかったなどとしている。