日本で北朝鮮や中国の政治体制を好む人はまずいないでしょう。独裁国家で、意見の多様性を認めず、対外強硬姿勢を打ち出す。右翼とか左翼とかに関わらず、ほとんどの人がこれについては同意見であると思います。
もちろん、愛国カルトも中国や北朝鮮が大嫌いです。彼らは日本にいる在日朝鮮人や、日本に興味を持って留学してくる中国人まで敵視するので、その「大嫌い」の度合いは平均よりさらに強いことでしょう。
しかし、彼らの発言を見ていると、彼らの理想の国は北朝鮮であるという気がしてならないのです。具体的に見ていきましょう。
たとえば核武装論。田母神俊雄氏はこんなことを言っています。
(毎日新聞HP)
「核武装をして世界で発言力を持つ国」になって、「他国にお金を出させて自分たちの金は自分たちのために使う」国を目指しています。
それは北朝鮮と同じ発想だろう!
核武装して発言力を持つ。まさに北朝鮮がやろうとしていることです。
また、核武装をして核の脅威から身を守ろうという主張もあります。
これも北朝鮮と同じ発想だろう!!
「核から身を守るために核武装が必要」と言うのは、まんま北朝鮮の発想。その上、「全世界が核武装すべき」とまで言ったり、「日本の核保有が世界に安心を与える」とまで言う。日本が世界の安全を担っているかのような、自国に対する異常な評価。周りがまるで見えておらず、自国が世界の中心であるかのように考えるのも、まるで北朝鮮のようです。
また、意見の多様性を認めない発言が非常に多いです。例えば国会議員の靖国参拝の義務化を主張する人もいます。中にはもっと過激に、国旗掲揚や、マスコミの国歌演奏義務化まで言う人も。どこまで本気かわかりませんが。
さらに、自分たちが「反日」とか「左翼」とか呼ぶ人を日本から追放したり、死刑にしたりすることを主張までします。
そして、集団的自衛権でも原発でも、自分と違う意見の人間はスパイ扱い。
どう見てもこれは北朝鮮の発想だろう!!
民主国家で最も大切なことは、思想良心の自由のはずです。意見の多様性と言い換えてもいいかもしれません。だから、靖国参拝をするのもしないのも、それを批判するのもしないのも自由のはずです。国旗を掲げるのも掲げないのも、国歌を歌うのも歌わないのも、原発に賛成するもしないも自由のはずです。
ところが、愛国カルトの皆さんは、自分たちの愛国の仕方が絶対的に正しい愛国の作法だと思っているので、自分たちの愛国の作法を強制し、それに従わない者は売国奴や外国のスパイ扱いをして排除しようとします。発想は完全に独裁国家のそれです。
そして、井上太郎はこんなことまで言っています。
>>日本に危機が迫れば、法律だろうが何だろうが関係ない
>>やってしまえばこちらのもの
法治国家の人間の
発言じゃありません。
田母神俊雄氏や、ネットの自称愛国者達たちが目指す国は、以下のような国です。
・核武装をして世界で発言力を持つ
・自国利益のみを追求
・特定施設の参拝の義務化
・国旗掲揚、国歌斉唱の国家による義務化
・国家に逆らうものは犯罪者・スパイ扱い
・危機が迫れば法律は関係ない
どこをどう見ても北朝鮮です。
愛国カルトが政権を握った国、それが北朝鮮だとも言えるでしょう。
愛国カルトが目指している国の形のサンプルが、すぐ隣にあります。
日本をあの国のようにしたい人は、ネット自称愛国者たちと共に「愛国」を声高に叫んでください。
日本をあの国のようにしたくない人は、愛国カルトと決別し、彼らが力を持って日本を北朝鮮化させないように注意しましょう。
2
- カテゴリ
新!脱「愛国カルト」のススメ
政治カテゴリ 5 位
ネットの差別デマや民主主義に反するフェイクニュースなどのファクトチェックを行うサイトです。デマや差別をバラまく日本人、デマに騙され差別に感化される日本人を少しでも減らすことが目的です。
フォローするとアプリで新着記事や
過去記事の閲覧ができます
過去記事の閲覧ができます
1. V
核武装をして世界で発言力を持てはともかく
核なき世界とか核兵器廃絶というお花畑発言をする人が多いけど
核が抑止力になっている現実を見て下さいよ。これについて反論できますか?
3. A
日本はNPT締約国であり、NPTに定められた第2条の非核兵器国の義務を遵守しなければならない。NPT前文にあるように、核技術(原子力)は平和目的に供され、発展させるべきものである。一方で、日米安保条約のもと、米国の通常戦力・核戦力が日本の平和と独立を守り、日本への攻撃への抑止力として機能している現実を直視すべきである。我々は将来には核兵器廃絶の目標を掲げる一方で、現実の安全保障や原子力の平和利用に対する空想的・無責任な言論に対しては、厳しい批判の目を向ける必要がある。