<この記事で分かること>
  • 新藤加菜が主張する、中国大使が根深く強い反日感情から「日本人を全員火の中へ」と発言したということは事実ではないこと。
  • 実際の中国大使の発言は、台湾独立派を念頭に「日本が中国分裂を企てる戦車に縛られてしまえば、日本の民衆が火の中に連れ込まれることになる」というもので、「日本が台湾独立に加担するのならば、日本への武力行使も辞さない」という趣旨のものであること。
  • 新藤の投稿を引用して「やられたらやり返す」と発言している者もおり、新藤の憎悪を煽る発言は、ヘイトクライムに繋がりかねない極めて危険なものであること。
  • 新藤加菜が決して公人にふさわしい人間ではないこと。
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不正確な引用で中国憎悪を煽る新藤加菜


前回、新藤加菜が「大型連休中に日本に旅行に来る中国人が、憎悪を持って散歩中の犬を蹴り飛ばすかもしれないから気をつけろ」などと中国人憎悪を煽ったことを紹介しました。もちろん、そんな事件は起きませんでした。そもそも、それほどまでに日本を憎悪している人間が大型連休中に日本に旅行に来るという発想自体が理解不能です。



その際、新藤はこんな風なことも言っていました。

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>>「日本人を全員火の中へ」と大使が発言するような国が中国です。
>>どれだけ根深く、また強い反日感情があるか、皆さんもうお気づきでしょう!



しかし、中国大使は「日本人を全員火の中へ」なんて言っていません。


新藤の発言だとまるで中国大使が反日感情から「日本人を全員ぶっ殺してやる」と言ったかのように聞こえますが、実際の発言はこうです。
中国の呉江浩駐日大使が、台湾情勢をめぐり、日本が台湾の独立に加担すれば「日本の民衆が火の中に連れ込まれることになる」と発言したのを受け、外務省は、岡野事務次官が大使に「極めて不適切だ」と直接抗議したことを明らかにしました。

中国の呉江浩駐日大使は今月20日、中国大使館で開いた座談会で、台湾の新総統の就任式に日本の超党派の国会議員が出席したことをめぐり「台湾独立勢力に公然と加担するものだ」と批判しました。

そのうえで、日本が中国分裂を企てる戦車に縛られてしまえば、日本の民衆が火の中に連れ込まれることになる」と発言しました。(2024年5月31日、NHK)

つまり意味合いとしては

「日本が台湾独立に加担するのならば、日本への武力行使も辞さないぞ」

というものです。そりゃあ滅茶苦茶ろくでもない発言ではあるんですが、「台湾独立を阻止するためなら武力行使も辞さない」ということから出た発言であり、新藤の言うような「根深く、また強い反日感情」から「日本人を全員火の中へ」なんて言ったわけじゃありません。「全員」とも言っていませんしね。


このように、事実をちゃんと確かめることなく、あたかも大使が反日感情から「日本人を全員殺してやる」という趣旨の発言をしたかのように捻じ曲げて情報を拡散し、憎悪を煽る新藤加菜。新藤は「根深く、また強い反日感情」と言っていますが、「根深く、また強い反中感情」に捕らわれているのは誰でしょうか?


もし新藤の発言を信じ、「中国人は日本人を無差別に襲ってくる」などと考えるようになる人が出れば、その人は「やられる前にやれ」という発想から逆に無実の中国人を襲うかもしれません。関東大震災の時には「朝鮮人が襲ってくる」「やられる前にやれ」という発想から、朝鮮人虐殺が起きたのです。新藤の発言はヘイトクライムにもつながりかねない危険なものです。


実際、新藤の発言を根拠に、「中国人に気をつけろ」だの「やられたらやり返す」だの言ってる人がいます。「やられたらやり返す」と言っている人は、「生命一つに対しての代償は生命一つで充分」と言っているので、中国での日本人児童殺害事件への報復として、日本にいる中国人児童を襲いかねません。新藤の発言はこのような暴力を誘発しかねない、極めて危険なものです。

また、大使の発言を捻じ曲げたように、外交というセンシティブで一歩間違えれば危険なことにもなり得る問題で、正しい事実を確認せずに憎悪を煽る人間が行政に携わることは極めて危険です。間違った情報や不正確な情報を元に外交が行われれば、それこそ日本を危険にさらすことに繋がりかねません。


このような人間は、決して日本の政治家としてふさわしくありません。投票するときには、その人がどういう人間であるか、よく考えて行いましょう。

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