東京タワーとソウルタワーが同時にライトアップ 2月15日、日韓国交正常化60周年記念で

日韓国交正常化60周年を記念し、韓国の国旗カラーにライトアップする東京タワーのイメージ画像(外務省提供)
日韓国交正常化60周年を記念し、韓国の国旗カラーにライトアップする東京タワーのイメージ画像(外務省提供)

1965年の日韓国交正常化から今年で60周年となるのを記念し、東京タワーとソウル中心部南山(ナムサン)にあるNソウルタワーが2月15日、同時にライトアップする。日本外務省が5日、発表した。

東京タワーは韓国の国旗をイメージした白地に赤と青のライトアップとなり、展望台に「JAPAN・KOREA」の文字を点灯させる。ソウルタワーでは両国から公募したロゴマークを映し出す。ロゴには韓国語で「両手を携え、より良い未来へ」とキャッチフレーズがあしらわれる。

国交正常化40周年の2005年には、当時の小泉純一郎首相と盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が「日韓友情年」とすることに合意するなど政府が「旗振り役」を務めた。しかし60周年の今年は、昨年12月の韓国の「非常戒厳」宣布を巡って尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の弾劾審判が行われるなど、政治情勢が不安定化している。

現段階で政府主催行事は、両タワーのライトアップと両国大使館での式典のみで、民間行事が中心になるという。ライトアップは午後6時ごろから午前0時まで。

外務省の担当者は、昨年の両国民の往来が合計1000万人を超える見通しで、日韓交流は民間主体で活発化していると説明し、「将来世代の日韓関係のために交流を後押ししたい」と述べた。(石川有紀)

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