今話題のケイツーシロップの人が「添加物が使われてるからダメ」という主張をしてるので、
現在使われている添加物がいかに安全性か解説するよ
過去に「妊娠中に添加物を摂ったらダメですか?」という質問に答えたことがあるけど、
添加物にそんな危険なもんが使われるわけないやんけ。
まず食品添加物について。
食品添加物は各物質について、動物実験によって「最大無毒性量」を調べているよ。
つまり「こんだけ投与しても動物実験レベルだと何も起こらないことが確認された」という量だ
それに加えて、食品添加物の使用については食品衛生法でメチャクチャ厳格に定められており、
動物実験によって得られた「最大無毒性量」に対し1/100という安全係数をかけて設定されているよ。
要するに、動物実験で得られたデータに対し、さらにその1%以下しか使わないようにするという、
二重に保険をかけている状況だ
てなわけで、現在の日本で使われる食品添加物の害などは無視できるレベルだよ。
薬品の添加剤についてはさらに厳密で、
・単回投与毒性、反復投与毒性、遺伝毒性、生殖毒性などのあらゆる影響の有無を徹底的に調査している
・体内に取り込まれて排出されるまでの過程のモニタリングが行われている
・これらを総合的に評価して許容一日摂取量が設定される
・薬品として流通した後も、有害事象が無いか監視し続けている
という徹底ぶりだ
たとえば「インフルエンザワクチンには水銀が入ってるから有害」と主張するおバカがたまにいるけど、
インフルワクチンに防腐剤として添加されている水銀量は約25μg、
これはマグロの赤身60gに入ってる水銀量とほぼ同じ。
しかもマグロに入ってる「メチル水銀」よりも遥かに代謝・排出されやすい「エチル水銀」だ。
仮に防腐剤を添加していなければ、廃棄リスクも上昇するし、流通コストも上がる。薬価にも直結する。
我々がインフルワクチンの効果を享受できているのはそうした添加剤のおかげでもあるわけだね。
水銀が毒というのは確かだとしても、
量や目的を無視してその有害性を主張するのは余りにもスジが悪い
世の中に「絶対」は存在しないし、添加物同士の相互作用もありえない話ではないので、
今使われているありとあらゆる添加物が100%安全かと言われると、それは分からない。
しかし「安全かどうかをチェックする機構」はしっかり機能しているし、
第一、添加物もタダじゃないんだから、企業としても何らかの理由があって添加物をわざわざ追加しているわけだ。
そんな添加物を下手に避けてしまったせいで腐ったマフィンを提供した業者が実在しただろう?
私としてはむしろ、信頼できない人間が作る「無添加食品」の方が遥かに怖いわい。
少なくとも「添加物が入ってる食べ物を食べない」あるいは「添加剤が使われている薬は使わない」というのがいかに科学的に間違っているのか、分かって貰えると嬉しいよ
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