調月リオは余命半年   作:ヴぁにたすᓀ‸ᓂボー太郎

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サイレン

 

『リオ!?貴方..何しようとしてるんですか!!?』

 

暗闇に包まれたミレニアムの中、若干の小さい明かりの灯った洗面台にてヒマリの大きな声が響いて聞こえてくる。その声には驚きと焦りが目に見えて分かる程だ

 

目の前には、床にへたり込んで目に涙を浮かべ血で汚れたその手で自分の喉に向かって先端の鋭い鋏を向けているリオの姿が見えるのだ。いくら嫌いで出来れば関わりたくない相手とは言えこれには流石に動揺する

 

「ヒマ..リ..?..なんで..ここに....?」

 

『それはコッチのセリフ..いや、それよりも!!』

 

なんで今ここに居るのかは重要ではなく

目の前でリオが死のうとしている現実にヒマリは焦り、とにかく鋏を取り上げることを優先すべきだという結果に辿り着く

 

『い..いいですか、私がそっちに行きますから..』

 

『絶対に..!手を動かしたら駄目ですよ..!』

 

そう言って、ヒマリは車椅子を動かしながら少しずつ..リオを刺激しないようにゆっくりと近づいて行く。リオはヒマリの方を見ているが、その体は震えており今にも爆発して自分の喉に鋏を突き刺しかねない状態だ

 

『大丈夫..ですから』

 

『そのまま、落ち着いてください..』

 

最悪な結果にならないように、言葉を投げつつゆっくりと近づき

ヒマリの手に鋏が届いた時。優しく掴んでリオの手から取り上げて投げ捨てた

 

「ぁ..」

 

『リオ..!貴方何してるんですか..!!』

 

脅威を排除してから、思わず感情的になってしまった

黒いジャケットを両手で鷲掴みにして自分の方に引き寄せて本気で怒るヒマリ。対してリオはヒマリの呼びかけが聞こえているのかすら分からなかった

 

『何で死のうとしてるんですか..!!』

 

「死ぬ....」

 

その言葉でハッとなったリオは自分の掌を見る

真っ赤な自分の体の中から出て来た血に染まった手

 

『その血は..!どこを傷つけたのですか!!』

 

「違う..これは..」

 

「口かr..ゲホッ!!ゴホッ...!!!!」

 

再び大きく咳き込み始めて、自分の手で口を抑える

ヒマリはリオの背中をさすって何とか落ち着かせようとしたその瞬間

 

ゴポッ..と嫌な音が鳴った

 

『は?』

 

膝に掛けていた純白のブランケットは咳をしていたリオの口から再びあふれ出た血液で赤く染まる。リオは必死に手で押さえているが隙間から溢れ出て最早止められ無い量の吐血をしてしまった

 

『そ..それ..全部吐血ですか..?』

 

見た所、外的要因による外傷は見受けられない

となれば吐血する理由は病気やストレスなどの体の内部に問題があるという事

 

「ヒマ..リ...」

 

『な...リオ..?』

 

咳をしながらヒマリのブランケットを掴み、リオは掠れた声で呼びかける。その顔は汗が流れて体と一緒に瞳孔も震えている。

 

その刹那

 

「ごめんなさ..い...」

 

と言う言葉と共に崩れるようにリオは地面に倒れた

 

まるで時間が止まったかと錯覚してしまうヒマリ

何かの普段の恨み返しとして、ドッキリかと思って声を掛けて体を揺さぶるが人形のように無反応なリオを見て一気に汗が流れて心臓の鼓動が早くなる

 

『リオ..!返事してください!!』

 

すぐにタブレットを取り出し、そこから救急に連絡して急いで来てもらった

暗いミレニアムを照らす救急車の光。騒ぎは直ぐに寮にいるミレニアムの生徒達に知れ渡った、特に..リオとの関わりが深い者たちは直ぐに飛び出てリオの様子を見に行った

 

『マジかよ...』

 

彼女たちが見たのは、意識が無く口から血を流したリオが担架に乗せられて運ばれて行くところだった

 

 

 





可哀想は可愛い

※削除しました

あ、次回からリオは入院生活が始まって残りの人生を過ごします

まさか赤バーになるまで伸びるとは思って無かったので
見てくれる皆さんには本当に感謝感激です。引き続きよろしくお願いします


率直に聞かせてほしい、みんなリオ会長にはどうなって欲しいですか

  • このまま綺麗(?)に死んでほしい
  • 可哀想だから何とか生きて欲しい
  • DIO「どっちも書けばいいじゃ無いか」
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