反AIって、どんな人?どんな傾向?

反AIの被害妄想による絵描きたちへの"実害"が増えてきた今、
我々には何ができるのだろうか。
殆ど言いがかりに近いような思い込みで、いきなり因縁をつけられた時、
我々には何ができるのだろうか。

結論から言うと、反AIには特定の属性が多い傾向があるといったようなことはない。
基本的に因縁をつけられたらできることはない。

この記事はどちらかと言えば、反AIの因子を持つ人に思いとどまらせる為の記事である。

プロアマ問わず、絵を描く人口が爆増してから幾千日が経ちました。
二次創作文化の発達や、コミュニティの中で消費する形で絵を描く文化も根付ききってますね。
ここで、デジタル絵描きはどうだとか、女はどうだとか、二次創作者はどうだっていう属性を出して述べるのはあまりにナンセンス。
現状、絵を描く人の9割以上は二次創作がメインでやっているだろうし、99%はデジタルで、アナログは1%もいないでしょう。
こうなってくると、「人殺しの99%はパンを食べたことがある」みたいな論になってくるわけです。
そりゃ99%の絵描きがデジタルなら、必然的に反AI絵描きのうちの99%もデジタルだろっていうね。
名前は出さないけど実際にアナログの反AIも前見たことあるし。

しかし1つだけ、明確な特徴があります。
それは、絵を描く理由が絵を描きたいからではないという所。
見せたいものが、絵ではなく自分になっている人という所です。
これは承認欲求のことではありません。
絵を見て欲しいと思うのも、自分を見て欲しいと思うのも、どっちも承認欲求なので。
絵を描くのが好きなら、自分で絵を描いていればいいのであり、
他人がどのようにして絵を描いていようが気にする理由がないんですが、
絵を通じて自分を見せたい人は、自分が他人からどう見えているか、そして他人が他人にどのように見えているかを気にします。
他人がどのようにして絵を描いているかを気にする人たちなんですね。

これは漫画家でも例が数多くあります。
漫画家志望が、売れっ子漫画家に「漫画家になる為に東京の芸術大学に通いたいんです!そのためにお金貯めてます!」とかいう話、よくありますよね。
それに対して漫画家が「いや今すぐ漫画描きなさいよw」って一蹴するやつ。
これは、漫画を描きたい人と、漫画家という肩書にステータスを感じてる人の差が如実に表れてるものでしょう。
描きたい漫画はないけど、漫画家になった自分は見てほしいって状態。
こういうものが当然絵描きにもあるっていうことです。

そしてこの絵を描く動機の差は、個人の評価基準にも影響を与えます。
人は自分が言われたくないと思う言葉を悪口として選ぶといいますが、
人は自分がどのように評価されたいかを基準に他人を評価します。
絵を評価してほしい人は絵の良し悪しで評価をし、
絵を描く自分を評価してほしい人は、絵描きの人物像で評価する
のです。
こうして、絵の良し悪しではなく「頑張り」を評価するようになります。
さらに先ほど述べたようにこの人たちはそもそも絵を描くこと自体は対して好きじゃないので、絵を描く行為を苦行であると認識しています。
「頑張る=絵を描き続ける=とても辛く苦しいことを続けている」と考えてしまっており、
他人の評価軸が頑張っているかどうか=苦行を続けているかどうかにすり替わってしまっているせいで、
他人の苦行の跡を必死になって探し
相手が相応に苦しんでいると感じることができた時に安堵し、
相手は苦しんでないのに自分より評価されているとなれば嫉妬と怒りに狂うようになります。
要するに「で、あいつ俺より苦労してんの?」なんですよ。
また、「リスペクト」だとか「敬意」という言葉に憑りつかれるのも同様で、
彼らが自信をどう評価してほしいかの基準が「リスペクト」「敬意」であるためです。
絵を描くというとても重い苦行を続けてきた自分を、他人に敬ってほしくて仕方がないからこういう考え方になってしまうのですね。
総じて、絵を描く行為を手軽な修行ツールとして扱っている人たちということになります。

そして人格面について。
反AIは基本的に自分の評価が極めて高いんです。
自分の苦行や努力といったものを非常に重く評価する一方で、
他人の苦行や努力に関してはとても軽く扱います。
例えばAI楽曲やAI翻訳。画像生成AIに反対する割にこれらで楽しむ人が沢山いるのは周知の事実でしょう。
例えば二次創作。これも、生成AIは盗用だと騒ぐ割には二次創作をする人は沢山います。
一見するととても矛盾しているように見えますが、
答えは単純で、自分の努力を高く見積もってるからです。
正確には、絵を描くこと(実際にペンを走らせて線引いたり塗ったりする諸々)の努力pointが異常に高く設定されているんです。
絵を描くことを重く見ているから、軽軽しく絵を模倣するなと思っている一方で、
デザインのことは軽くみているから二次創作するし、作曲のことも軽く見ているからAI楽曲を聞くし、翻訳家のことも軽く見ているから翻訳をAIに任せます。
彼らにとっての敬意とは、苦行に対しての敬意であることは前述した通りで、
彼らが苦行であると感じたものに対して"相応の"敬意を払うということです。
絵を真似されると敬意が足りぬ敬意が足りぬと烈火のごとく怒るのに、
他者の著作物を使う時は「あんがとw」くらいの感覚で使っちゃう理由は、
自己の苦行に相応しい敬意は100万回土下座しても賄えないほどだが、
他者の苦行に相応しい敬意は1度手を合わせて足りる程度という認識があるが故なのです。
皮肉なことに、絵描き人口が爆増した理由が「デジタルツールの普及で絵を描くのがとても楽になったから」なのだけども…。
そのような現在においてすら、
絵を描く行為はとても大変なんだぞと言い張るくらい絵を描くのが嫌いで嫌いでしょうがないのか、
それとも自分可愛さで自己認識がバグってるのかのどっちかということです。
もしくは両方。

生成AIが台頭してきた時、ぱっと見は綺麗で見栄えが良かったので、
軽く流し見するような人からの評価は高かったですよね。
その時に出てきた反AIの産声は「そんな絵、すごくないよ!」です。
しかしこれは、細かい所が破綻しているとかそういう所を指しているのではなく、
「そんな絵、苦労して描いてないんだからすごくないよ!」だったということなんですね。
苦労していない絵が評価されているのが悔しくて許せないということだったんです。
だからこそ、絵柄が盗まれるんだという考え方に陥るし、
必死になってAIっぽいかAIっぽくないかを嗅いでまわるようになるのです。
これは、「苦労してないのが許せない!」という考え方がなければ絶対に起こりえません。
もし、単にAI絵は破綻しているから使い物にならないという論なのであれば、
AIの技術が進んでどんどん粗がなくなっていくことは喜ばしいはずなんですよ。

まとめましょう。反AIはどのような人が陥るのか。
1.絵を描くのが嫌いな人。
他者がAIを使っていることが気になってしまう人は危険信号。
絵を描くのが好きな人は、一人で紙に絵を描いて楽しんでいます。
そこに他人は関係がないはずです。
最終的には「私は嫌なことを続けてきたのにご褒美がないなんておかしい」になります。
2.自己評価が高い人。
自分は他人より頑張ってるとかいう思い込みをしてる人は危険信号。
自己評価と周囲からの評価の乖離を受け入れることができず、
最終的には「私は頑張ってるはずなのに、
頑張っていないあいつの"せいで"私が正しく評価されない」になります。
3.苦労=凄い=偉いと考えている人。
評価基準が、苦労だの努力だのになっている人は危険信号。
周囲から一目置かれる為に、自らに苦行を課すようになっていきます。
しかし、絵描きの評価基準は一般的には絵の良し悪しなため、
自己評価と周囲からの評価に乖離が生じます。
最終的には「私の苦労を評価してくれる人が全然いない、
私の苦労をもっと評価してほしいのに」になります。
4.思い込みが激しく、思いが至らない人。
絵を描く苦労を知らないやつが!とか思うようになったら危険信号。
じゃあ貴方は他の苦労はご存じなのでしょうか?となります。
自分が知らないこと=無いことになってしまうと、
自分は自分の苦労を知っているが、他人の苦労は無いものになり、
自分の苦労を他人は知っていて当然みたいな考え方にすら陥ります。
最終的には「私ほど苦労してる人はいないのにそれを蔑ろにする社会が憎い」になります。
5.自分本位で、感情的で、主観的な人。
論理的な説明ができない人は危険信号です。
「私は酷いと思う、だから酷いんだ」みたいなやつですね。
説明になってないのですが、自分本位のため、自分の感情を吐けばそれが説明になっていると認識してしまっています。
えてして、論理的な説明ができない人は、論理的に説明されてもそれを理解することができません。
「私は思う、私も思う」という共感の輪でしかコミュニティにしか入れず、
当然、様々なものごとで接することで「私は思う、私は思わない」という相違に接することになります。
しかし自分本位で主観的のため、相手はそう思うことを尊重することができません。彼らが悪いとなります。
最終的には「私は常に正しいことをしているのに、色んなことで色んな人から不当に扱われている」となります。

これらを纏めて縫い付けると、AI異端審問官が生まれるのです。
なぜ他人がAIを使うと許せない気持ちが生まれるのか?
自分の負った苦行を蔑ろにされたように感じるから。

特に、自分よりも下手な絵描きが突然絵が上手くなったように見えると、
インチキ使ったに決まってるんだとなってしまう。
なぜ縁もゆかりもない赤の他人の絵に赤ペン先生気取りの添削をしてしまうのか?
自信過剰で、自分は誰よりも偉いという自負があるから。
手が指が正しく描けてないだの、じゃあお前はどうなんだよと。
こんな描き方は人間にはできないだの、それはお前にできないだけじゃないのかと。
自分の表現は絶対に正しいという自信がなければこんなことできない。
そして、これは他の絵描きに対しても鋭く突き刺さるものなのだが、
そこに対する思いは至らない…。
なぜまともな根拠がないのに断罪してしまうのか?
自分が知らないことなどなく、自分の主観は限りなく正確だと思い込んでいるから。
彼らにしてみれば「これは誰が見ても黒だから黒」
この言葉には、論理的説明ができない無能と、自身の主観が客観的で絶対的なものであると思い込んでいる誤認が含まれている美しい言葉です。

うーん反AIしぐさ。
ちなみにこれはことAIに限った話ではないので、
人間対人間でも当然に起きるし、AI異端審問官たちは相手が本当にAIかどうかという所に本分はないです。
まっさらな本音を曝け出せば「どうだぼくってすごいでしょ~~」です。
自分よりも褒められてる人がいたらムカつきます。
ムカつくから蹴落としてやりたい。
なんかAIっぽく見える、AIなんだ!ぼくよりすごいわけない!ぼくが一番すごい!
そこに相手がAIかどうかは関係がないわけです。
突然出てきた上手いヤツに、こんな上手いわけないからAIに決まってるんだと理由をつけて、自分の苦行と評価の現状を慰めたいってことですね。
他人の絵をジロジロ見て、ここAIっぽいな…この点AIに決まってるな…よし、AIだからこの絵は褒めるような絵じゃないな…。なんて添削するやつ、ヤバいやん。
これで断定までしだすし、もう、AIであってほしいんでしょうね。
気に食わない所があるやつは全部AI絵であってほしいんでしょう。
他人の絵を見てすごくない理由を探して回るってさ、どんな目で人の絵見てるんだよっていう。
よっぽど自己評価と周囲の評価に乖離がなきゃ、他人は褒められるべきじゃないと思ってなきゃ、こんなことしないよ。

反AIにならないようにする一番簡単な方法はこれ。
絵が好きなら絵を描きましょう。


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コメント

1
ああ
ああ

AI推進派もvtuberのファンアートタグ荒らしてたし、周りも見て見ぬふりしてたやん
結局どっちも自分の正しさを主張するために殴り合ってるだけで問題解決する気なんて全くないんだよな

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