2つのオススメ時短運動

手ぶらでどこでもできる!100回ジャンプ

愛媛大学医学部附属病院の伊賀瀬道也教授が、血圧高めの受診者に必ず指導している運動が「ジャンプ」。やり方は、床から3~4センチメートル程度浮くように両足跳びをするだけ。目安は1日合計100回。実はジャンプ、運動の中でもトップレベルに運動強度が高いものの一つ。同じ運動時間で比較すると、水泳やジョギングはもちろん、腹筋や腕立て伏せなどの筋力トレーニングよりも強度が高いのです。

ジャンプはひざや腰に負荷がかかるので、心配な方は医師に相談して実施してください。不安がある方、高齢の方は無理して行わないこと。

関節への負担・少!いすギリギリスクワット

東北労災病院治療就労両立支援センターの佐藤友則さんが、おすすめする運動が「スクワット」。やり方は、いすにギリギリおしりが付かないようにひざを曲げ、声を出して秒数を数えながら5~10秒間我慢。その後、同じ時間だけ休憩します。3回を1セットとし、1日3セット。実は、力んでいる筋肉がゆるんだ時、血圧が下がる効果があるとされます。体の中で、最も大きな太ももの筋肉を使う事で、より高い効果が得られるのです。

<100回ジャンプ>のやり方

両手は体の横に自然に垂らす。

その場で軽く3~4センチメートルほど両足跳び。

1秒に2回くらいのペースで100回跳ぶ。

1度に100回続けて跳ぶのが難しい場合は、分けておこなっても大丈夫です。

いすギリギリスクワットのやり方

いすの前に立って肩幅くらいに足を広げる。

両手は胸の前でクロスさせる。

足の付け根から膝を曲げていく。

おしりを後ろに突き出す感覚

いすの座面におしりが付くギリギリで止める。

4の状態で5~10秒間我慢。

ひざがつま先より前に出ないようにしましょう。

呼吸を止めないよう、声を出して秒数を数えましょう。

背筋をしっかり伸ばしましょう。

立ち上がって、我慢した時間と同じ分だけ休憩する。

これを3回1セットとし、1日に3セット行います。