大きな数の割り算は、どのようにして計算するでしょうか。多くの方は、筆算をしたり、電卓を利用したりして計算するのではないでしょうか。
この記事では「9で割る計算」を簡単に求める方法を紹介します。慣れると暗算も可能になるので、ぜひ練習をしてみてください。
問題
次の計算をしなさい(商は整数で求め、あまりも出すこと)。
1421÷9
暗算で計算するのは難しく感じるかもしれません。
まずは、自分自身で答えを出してみましょう。
解説
今回の問題の答えは「157あまり8」です。
ここではインド式計算法を用いた計算方法を紹介します。「9で割る計算」に利用できる方法ですが、割られる数のそれぞれの位の和が9以上になると、手順が少し複雑になります。
「1421÷9」の計算では「1+4+2+1=8」で9より小さいので、簡単な計算で求めることができます。
(9以上になる場合は、後述します)
「1421÷9」の答えを求めるために、割られる数(1421)を左から順に1桁、2桁、3桁、4桁と取り出し、それらの数の和をそれぞれ求めます。
(左から1桁) 1
(左から2桁) 1+4 =5
(左から3桁) 1+4+2 =7
(左から4桁) 1+4+2+1 =8
あとは求めた数を順に並べるだけです。ただし、いちばん最後の数は「あまり」になります。
つまり、答えは「157あまり8」です。
足し算だけで答えを求めることができましたね。
和が9以上になる場合
先ほどの計算は、各桁の和が9より小さかったので、数を並べるだけで答えを求めることができました。
では、次の問題に挑戦してみましょう。
(問題)
次の計算をしなさい(商は整数で求め、あまりも出すこと)。
4735÷9
こちらも同じような手順で答えを求めることができます。
ただし、割られる数のそれぞれの位の和が9以上になるので、単純に数を並べるだけでは答えにはなりません。
どのようにすれば良いのか確認してみましょう。
(左から1桁) 4
(左から2桁) 4+7 =11
(左から3桁) 4+7+3 =14
(左から4桁) 4+7+3+5 =19
ここまでは先ほどの手順と同じです。
ここで、いちばん最後の数(19)を9で割ります。この9で割ったあまりが、元の計算のあまりです。また、9で割ったとき商は一つ上の位(左から3桁の合計)に足します。
そして、足した結果の一の位がその桁の数となり、十の位はさらに上の位(左から2桁の合計)へ足すということを繰り返します。
これによって得られた「526あまり1」が答えとなります。
まとめ
今回は「9で割る計算」を簡単に求める方法を紹介しました。慣れないうちは難しく感じるかもしれませんが、計算の手順さえ覚えてしまえば、通常の筆算をするより簡単に計算できるようになります。
当メディアでは、この他にも計算を簡単にするさまざまな工夫を紹介しています。ぜひ他の問題にも挑戦してみましょう!
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」
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