2025-02-03

卒論指導してるんだが、色々ともう難しいかもしれない

生成AIの登場で卒論クオリティは様々な面で変化した

偏差値大学ではあるので,卒論のものが生成AIによって書かれている,なんてことはさすがにあり得ない

大体,教員が与えたテーマは答えがまだないことが多いので,自動生成は難しいのだ

では,どこに出てくるかというと,卒論生が書くコード計算結果だ

「こういうモデル作って,こういう計算してみたら,こういう結果になると思うから計算してみて」と指示すると

1週間も経たずに計算結果を出してくる.すごい!今年の卒論生は優秀だ!と思い,計算結果をよくよく眺めると,何かおかしい.

「こういう傾向になるのは理屈おかしい気がするなぁ.ほんとにこの結果だと大発見だけど,僕の勘では計算コードバグがあると思う.確認してくれる?」

と尋ねると,全く進捗報告をしてくれなくなる.

「こないだの計算バグかもって話どうなった?」って聞くと,

「ChatGPTが書いたコードなので,どこが間違ってるのか自分判断できないし,ChatGPTもわからないとのことです」という返事.

うん,別にいいんだよ.ChatGPT使ってコード書いても.便利だし.早いし.

別に既存ライブラリ使って計算回してるのと,やってることは大して変わらないし.

でもな,ChatGPTが出してきたコードが読めなかったり,そのコードによる計算結果がおかしかったりした時に自分で直せなかったら何のために卒業研究してるの?って話なのよ.

別に君にこのテーマ与えなくても,僕が自分でChatGPT使ってコード書いて分析したら,1-2週間で終わるのよ.

僕は計算結果が欲しいわけじゃないの.教育の機会として,君にやってもらってるの.

あなたができるようになること」がゴールなの.「計算結果を出すこと」はゴールじゃないの.わかる?

これまでのわかってない学生,詰まってる学生って,計算結果自体出せなかったり,とてつもなく手前でつまづいていたから,

の子理解度教員が把握できて,その理解度に応じたサポートができたんだよね

勝手実装して,勝手論文見つけてきて,勝手研究進める学生には,さらにこういう研究あるよ,と紹介するサポートができたし,

全然データ分析のやり方がわかりません,この数式の意味がわかりません,数式の意味はわかるけど,プログラミングの仕方がわかりません,みたいな学生には

既存コードを渡して読んでもらったり,自分で改修させたりしながら,数式とコード世界を行き来させつつ,理解をさせるようなサポートとか.

でも,生成AI以降は「理解していないのに,詰まっていないふりができる」ようになったことで,教員としてはサポートが非常に難しい.

複雑な計算できるのに,csvファイルの読み込みができない,とか

複雑な計算結果をグラフにできるのに,こっちのグラフと別のグラフの線の色が対応ついてないから,同じ色にした方がいいよ,と言ったらできないとか

とにかく出力と理解度がチグハグすぎてやばい.その結果として,出てきた結果全てを疑ってかかる必要があって,こっちもかなり負担

多分教育のやり方を変える必要があるんだろうな.そして,それは本当の意味教育ではなくなるんだろうな,と思う気がする.

  • ここに書く労力があるならそのまま学生に伝えればいいのに それともこの文AIに書いてもらったか?

  • なんで増田みんに言うのだろう 別人に語るの流行ってるのか 別に自由な社会だから別の人に告白するのもOKなんだけどさ

  • 人間を教育するよりAIを教育した方が社会のためかも

  • いーだセンセ?

  • むかし取った計量経済学の講義だと、こういうことをなくすためにTSPやSPSSの利用は禁止して、sumproduct関数くらいまでの本当に計算の道具としてExcelを使うことだけ許された状態で、2SLSな...

  • ほっとくってことはできないの?そもそも学問する気が無いじゃんそいつら。これが、卒業のために単位が必要だから嫌々とった授業、とかならまだ同情の余地はあるけど、卒論のテー...

  • 過去にはレポートにWikipediaコピーなんてあったくらいだし時代の流れはあるにせよ学生の生態はそれほど変わってない気がする

  • 「ChatGPTが書いたコードなので,どこが間違ってるのか自分で判断できないし,ChatGPTもわからないとのことです」という返事. 高偏差値大学の学生がそんな自分が不利になる返事する...

    • この学生か教授に 『1+1は何故2になるんですか?』 というエジソンだかアインシュタインだかがした質問をしてみたいわ。

      • してどうするの? 他人を試す行為は一般にはスゴイシツレイにあたるぞ 教授なんて目上の人には特にな

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