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僕が生成AI規制を望む三つの理由とお気持ちと他

 ども。久保です。
 クソ長いです。最初に謝っておきます。すいません。
 正直、こんな記事書きたくなかった。思想強めなこと書くから変なやつだと思われるだろうし、あんまり意識高いことやご高尚なこと言う柄でもないし。「おもろ珍獣」くらいのノリでいたい。
 それでもいち創作者として、併せて創作コンテンツが大好きなパンピーとしてのお気持ちを聞いていただければ幸いです。
※議論募集とかそういうノリじゃないです。一方的なお気持ちぶっぱです
※これは全ての創作者の代弁とかではなく、あくまで「僕と久保」の一個体が考えているお気持ちです。「絵師(本当はこの表現したくないんだけど便宜上使用)全体やクリエイターの代表として」とか、そんなモノではない。
※全てのAIに関する話ではない。あくまでエンタメコンテンツに関する生成AI(以下「生成AI」)に関してのお気持ちです。音楽や小説、翻訳なども勿論含みます。

忙しい人向けの3行まとめ

・生成AIはしっかりと規制されるべき、と考えていること
・将来的なエンタメ産業の縮小の可能性を憂いていること
・みなさんパブコメへの投稿お願いします!(パブコメリンク

①犯罪リスク

  正直これだけでも理由として十分すぎると思います。
  先日キッシーの顔を使って不適切発言を繰り返す動画が流れまくったたことは、記憶に新しい。将来生成AIが今以上に浸透し、よりコンテンツ生成が容易になった際、「善悪の判断も曖昧な思春期世代も容易に生成できたらどうなるんだろうか」と言う話です。
 総理のような公人のみならず、例えば「気に入らないクラスメイトが犯罪予告を繰り返す動画」が作れるようになってしまったら、普通にヤバい。自分の家族が、誰かから恨みを買っている可能性もある。誰からも疎まれない人間が、この世にいるだろうか? ってスタンスです。
「恨み」というやや強い言葉を使っちゃったけど、些細な日々の「うっかりクラスの友人と強めの喧嘩をしてしまったその日の夜、怒りの弾みで上記のような動画をAIで生成し、ネットに公開した」。みたいなシチュエーションも、勢い盛んな若人なら大いに考えられます。
 生成AIだけは絶対大丈夫! なんて保証はどこにもない。
 使用に年齢制限を設けたところで、親御さんや家族のデバイスを使ってしまえば、制限はないに等しい。
 この一点の理由だけでも、生成AI規制に値すると僕は思っています。
 あと、アイドルや政治のスキャンダル写真とかも今後一切価値を発揮しなくかもしれないよなあ、と。激ヤバなスキャンダル写真が本物でも「その写真はAIが作った。俺は潔白でハメられたんだ」みたいな言い訳にも使えし、なんならアリバイ写真を作れるようになっちゃうと、もう何が正しくて何が紛い物なのか今以上にわからん状況は、避けたい。
 震災の話でセンシティブな事は承知の上で書きます。6〜7年前の熊本の震災でライオンが動物園から逃げたってデマがバカほど出回ったことを、皆さんなら覚えているかと思います。

②リソースと国民感情

 ①の理由に併せて、そうしたヤバめの成果物?が出回った際のファクトチェックや捜査・対応に関しても、少なくないリソースが投入されることは容易に想像できると思います。財源は、勿論税金。
 生成AIを広く許した結果、そうした部分にもお金や人員をかける余裕が、今の日本にあるのだろうか???
 日々増税や国民負担の話題で内心穏やかじゃない。そんな中、前述の通り「生成AIコンテンツの捜査の検証リソースを追加するためなど」とかお為ごかしで増税なんてなっちゃったら、本末転倒ではないだろうか。
 国益や国民の生活のために生成AIオッケーにしたけど、それはそれとして増税ね! は、ちょっと辻褄が合わないことになる。僕の中では。
「こっちは(生成AI導入を)規制して欲しいと言ったのに、国が勝手に導入したくせに、その結果生じた不都合の負担を国民に払わせるのか?」と。
 生成AIを公に認めた結果享受する利益と、将来的に国が支払うかもしれないリスクを考えたら、導入を反対することは至って自然だと僕は考えている。
 特に行政の場合、予算やリソースとしっかり向き合い、政を行うことが国民として求めて当然な部分じゃない? と、少なくとも僕はそのスタンスです。

③クリエイターの熱

 個人的にはこれが一番大きい。本当の本当に、個人のお気持ち。
 僕自身、趣味だけど小説やイラストを嗜んでいる。いろんな憧れや願いや「誰かに刺さればなあ」という、言ってしまえば「祈り」に近い何かをモチベーションで日々やってる。
 将来クリエイターになっていたかもしれない人が生成AIで満足して、結果モノを作らなくなる未来は大いにあり得る。現に、過去イラストレーターだった人が画像生成AIで満足してしまい、自分で描かなくなった現実が動かぬ証拠だ。
 とあるクリエイターが誰かの憧れとなりモノ作りへ促し、さらにその人に憧れた人がモノを作り……と、従来はそのようにクリエイターが熱を繋いできたのではないだろうか。
 モノを作ることは、人類の試行錯誤と熱の歴史だと思う。その歴史の中で、あらゆるコンテンツに様々なジャンルや多様性が生まれてきたと思っている。少なくとも、僕はそう信じている。
 その歴史を断ち切ってしまうリスクを考えたら、生成AI規制側として立つ事は至極当然ではないだろうか。
「クールジャパン」などのコンテンツ産業で外国にも売り出していきたいのであれば、むしろ創作の多様性こそが政策の肝なのではないだろうか。そうした多様性の将来を奪ってしまいかねないツールは、むしろ国が率先して防いでほしい。
 別に美しい理由じゃなくてもいい。「俺は人間が救えないゴミカスであることを証明するために漫画を描いているんだ」とかも、大きな熱だと思っている。
 僕は社会人になってから絵を描き始めたけど、今の生成AI技術が描き始める当時あったら、自分で手を動かしていたかなって考えるとあまり自信はないので。

その他の細々とした理由(というか想定できるツッコミ)

Q1:無断学習が問題だからお金のバックがあるようにして、画像を募ったらいいんじゃないの?
A1:最初は学習のタネが欲しいから割高の大盤振る舞いで募ると思うんですよ。で、後から少しづつバレないように、しれっと雀の涙レベルのバックにしかならないと思います。僕ならそうする。
  併せて、現状の(あくまで一部の)生成AIユーザーの地獄みたいなモラルの低さから、クリエイター本人にしっかり還元される可能性も薄いのでは、と。
Q2:オタクくんの趣味の話なのに必死すぎなのでは?
A2:問題がイラストにスポット当たって矮小化されがちだけど、多分違うと思います。
「AIで美女の写真出せるからリアルのモデルなんていらねーわ」なんてことになったら、ファッションモデルさんやモデルさんを支える事務所の仕事も減るというわけで……イラストだけじゃなく、もっといろんな仕事が(悪い意味で)減ることになるのではないだろうか。それに伴って、撮影スタジオの空きも生まれて儲けが減るかもしれない。
Q3:でもお前「オタ恋」の生成された画像とか自分でもchat GPT触って笑ってキャッキャしてたじゃん。
A3:そこは素直に認める。その通り。で、笑って済ませられる範囲で対応してほしい。もうすでに笑えない領域に差し掛かっているのだから。あえて言い訳するなら、当時は「ソレが何を食っているのか知らなかった」から。知ってからは、もう触っていないしGoogleの翻訳とかにも頼ってない。
Q4:まず一回触ってみて、そこから考えてみようよ。
A4;一回でも、たとえば僕の場合「イラストのAI自動出力」をやってしまったら、多分その選択肢がずっと着いて回る。断言する。
  だって僕は弱いから。楽な道があれば、繰り返し手を出す。
  僕は過去2回、本当にありがたいことにskebでご依頼をいただいたことがある。それは依頼者さんから「お前(久保)の絵が好きだから、お前が悩んで、お前が考えて、お前が描いて、お前が塗って、お前の好きなものを絵という形で俺にくれ」という「熱」が、依頼という形になったんじゃないかと思っている(勿論想像だけど)。
  例えば今後ご依頼をいただいて悩んだ際、最初は「絵の構図の参考だけAI使うか」、次に「配色アイデアのバリエーション模索のため」、最後は……なんて過ちは、余裕で犯す自信がある。前述の通り、僕は弱いから。絶対に、生成AIを使う言い訳を探し続ける。だから触れない。
Q5:じゃあデジタル作画もダメだと思うよ
A5:真っ白の状態から作ったのも、色の配置に散々悩んだのも全部僕です。批判があるかもしれないリスクを鑑みながら、責任を持ってこの世界に公開したのも僕です。
  そこにデジタルやアナログの差が、あるとは思わない。僕はそう信じています。
  あとどこが具体的にダメなのか教えてほしい。
Q6:じゃあAIで生成されたコンテンツが全て憎いの? 許せないの?
A6:産み落とされたコンテンツそのものに、罪や罰を求めているわけではありません。そこだけは誤解なきようお願いします。犯罪者の同胞生まれた赤ちゃんには罪も罰もないでしょうよ。

最後に

 改めて、パブコメへの投稿をお願いします。お気持ちで大丈夫です。法の知識なくても問題ありません。「たくさんの人が注目し、関心を寄せている」事実が大事だと思います。
 モノを作るオタクとして、コンテンツを愛する人間としてお願いいたします。
 ここまで読んでいただいたことに、無上の感謝を。

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僕と久保
サポートしてくださったあかつきには、僕のご飯が少しグレードアップします。あと画材や絵の本に使いたいです

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イラストレーター。ここでは感情の記録やちょっと残しておきたいものを書いていきます。
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