首相「日米AIの協力深める」 孫氏・アルトマン氏と面会
石破茂首相は3日、ソフトバンクグループ(SBG)の孫正義会長兼社長と米オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)と首相官邸で面会した。トランプ米大統領との首脳会談に言及し「日本と米国がAI(人工知能)分野の協力を深め、世界が平和で豊かで安全になるよう努める」と強調した。
初の日米首脳会談は7日に予定する。首相と孫氏らは中国との競争が激化するAI開発での連携や投資拡大がテーマになる可能性があることを踏まえ意見交換した。
孫氏はSBGやオープンAIなどが投資する米国のAIインフラ整備計画「スターゲート」について説明した。同計画を日本に広げると伝えた。アルトマン氏は両社の共同出資会社に触れ「大きな変革をもたらすと期待している」と語った。
首相は孫氏を「トランプ氏から絶大な信頼と期待を得た」と評価した。日本のAI普及について「米国や中国に比べてまだ全然足りない」との認識を示した。
孫氏とアルトマン氏は面会後、記者団の取材に応じた。孫氏は首相から「日米が素晴らしい同盟国になれるよう相談したいという話があった」と述べた。オープンAIへの追加出資について問われ「一歩一歩ステップを踏んでいきたい」と答えた。
首相周辺によると、両氏は首相との面会で日本のAI規制の予見可能性を高めてほしいとの発言もしたという。
孫氏とアルトマン氏は1月21日にホワイトハウスで就任直後のトランプ氏と面会した。トランプ氏と記者会見し、スターゲート計画を発表した。
首相は肝煎りの地方創生の具体化に向けて「新時代のインフラ整備」を重視する。データセンターや半導体の製造拠点を増やして経済の底上げにつなげる手法はトランプ氏と共通する。
3日の首相との面会にオープンAI共同創業者のグレッグ・ブロックマン社長は同席しなかった。
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