岩本絹子元理事長を再逮捕 東京女子医大に1億7000万円を支払わせた背任疑い、5000万円を私的に流用か

2025年2月3日 11時30分
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 東京女子医大(東京都新宿区)の新校舎建設工事を巡って元理事長が逮捕された事件で、別件の新病棟工事でも報酬名目などで不正に約1億7000万円を支払わせて大学に損害を与えたとして、警視庁捜査2課は3日、背任の疑いで、元理事長の岩本絹子容疑者(78)=東京都江戸川区=を再逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。

◆元職員や建設会社社長と共謀

 同課は、岩本容疑者が金を自身に還流して私的に流用していたとみて、不透明な資金の流れの全容解明を進めている。

岩本絹子容疑者=東京女子医大の公式YouTubeから

 再逮捕容疑では、2020年3月~21年9月、荒川区の同大付属病院「東医療センター」(現・足立医療センター)移転工事を巡り、同大経営統括部幹部だった元職員の女性(52)と、東京都台東区の建設会社社長で1級建築士の男性(68)と共謀し、男性への建築アドバイザー報酬名目などで計約1億7000万円を大学から不正に支払わせ、同大に損害を与えたとされる。捜査2課は認否を明らかにしていない。
 同課によると、岩本容疑者が大学に男性への口座振り込みを指示。その後、税金を引いた額の3分の2にあたる約5000万円を、女性を通じて自身に還流させていたとみられる。同課は還流に関わったこの男女2人についても任意で捜査を進めている。

足立医療センターの病棟=東京都足立区の足立医療センターで

 岩本容疑者は先月13日、同大の新校舎建設工事を巡り、大学側に約1億2000万円を不正に支出させたとして、背任の疑いで逮捕された。(昆野夏子)

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