気仙沼の天気を確認2025年02月03日(月)

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気仙沼市新年度一般会計予算415億円

気仙沼市新年度一般会計予算415億円

 気仙沼市は31日、415億8200万円の2025年度一般会計当初予算案を発表した。昨年策定した人口減少対策の行動計画に基づき、就労環境の改善、子育て環境の充実などを図る施策に重点配分した。特別、企業会計を合わせた全会計の総額は772億6300万円。7日開会の市議会2月定例会に予算案を提出する。
 主な新規事業では、子育て世代の経済的負担を軽減するため市内全幼稚園、保育所、こども園の給食費無償化事業に5800万円、小学生が利用する学童保育料の無償化事業には2800万円を措置。企業からの相談窓口などの機能を担う拠点「気仙沼JOB BASE」を設置して行う就労環境改善推進事業に約3500万円を計上した。
 本年度実施したひきこもりに関する実態調査の結果を基に、相談窓口、居場所づくりなどを行うひきこもりサポート事業に約270万円、老朽化した気仙沼中学校体育館の建て替え用地とするため、西校舎の解体に向けた設計費用も盛り込んだ。
 一般会計は前年度当初比41億1900万円(11%)の増、全会計は42億2600万円(5・8%)増加した。
 一般会計の通常分は410億200万円(前年度比11・4%増)、東日本大震災の復興関連分は5億6200万円(同12%減)で、被災者のケアやコミュニティーづくりなどの生活支援に継続して取り組む。
 歳入のうち市税は人口減に伴う市民税の減少を見込み、前年を下回る69億1700万円(同1・8%減)を計上。歳入の4分の1を占める地方交付税は104億9100万円(同4・2%増)とし、うち年度途中での追加交付が続いている普通交付税は3億円増の92億円と見積もった。
 寄付金は本年度120億円を見込むふるさと納税について、その半分となる60億円に設定。前年度当初比10億円の増となる。
 繰入金はふるさと納税の基金から10億2200万円(同2億4100万円増)、財政調整基金から33億9400万円(2億7900万円増)を取り崩す。
 性質別でみた歳出は、本格化する新庁舎建設事業などに伴い投資的経費(ハード事業)が77・1%の大幅増。物件費は教育用タブレット端末更新などにより12・4%増えた。
 ふるさと納税を活用して産業振興を重点的に進める「産業パッケージ」について、菅原茂市長は定例会初日で述べる施政方針に「一端を示す」とし、関連予算を6月定例会以降の補正予算に計上していく考えを示した。