レーダーは、マイクロ波を使って、
ターゲットを探知したり、ターゲットを追跡します。
ターゲットはレーダー・スクリーンに表示されます。
「マイクロ波の可聴の最初の報告」に記載したように、
軍事レーダーに使われているマイクロ波は、
人間が直接、聞くことができます。
「壁透過レーダー」に使われているマイクロ波が可聴性のとき、
室内にいる人間に対して、音声を送信できることになります。
レーダー・スクリーンに表示された画面の写真が付いています。
レーダー・スクリーンには、
部屋の輪郭が赤い線で示されており、
部屋の中の人間の姿が塗りつぶされた黄色で
表示されています。
更に、壁透過レーダーの基本的機能として、
ターゲットを追跡することができます。
すると、ターゲットに継続してマイクロ波を照射して、
音声送信を継続することができるということです。
壁透過レーダーの顧客は、軍隊であり、
特に、情報収集、監視及び偵察
(intelligence, surveillanceand reconnaissance)のために、
壁透過レーダーが使われます。
監視と一語で説明していますが、
軍情報部の監視は1日、24時間、
継続して監視することがよくあります。
そして、通常と異なる兆候があると、監視から偵察に移行します。
偵察といっても、単なるパトロールになることも多いのが実情です。
地上の偵察の場合、監視用車両や、ヘリコプターで偵察します。
平和でなく、戦争中の場合、
偵察の報告を受けた指令部は、
攻撃を指示することもあります。
情報収集、監視、偵察(intelligence, surveillance and reconnaissance)は、
互いに関連している軍隊の活動ということです。
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