マッド三枝が行く!!

「被告は遺族に5510万円払え」判決もどこ吹く風 犯人の家族は無借金で家を構え、1円も支払わず 司法に置き去りにされる犯罪被害者の遺族

賠償すべて認められたが、1円も支払われず

 渡辺さんは同年、穂積一服役囚を相手取り、5510万円の損害賠償を求め、横浜地裁に提訴した。穂積服役囚はここでも自身の犯行を否定したが、横浜地裁も東京高裁も渡辺さんの請求をほぼすべて認め、平成23年に確定した。

 穂積服役囚の父は地元の鉄道会社に勤め、定年退職後は郷里の福島県に戻っていた。

 「穂積(服役囚)は刑務所でも6カ月中、4カ月は独房や懲罰房にいるほど、服役態度が悪いそうです。反抗的態度ばかりとっていると聞きました。当然、謝罪など期待すべくもありません」

 今年2月、渡辺さんの郷里の栃木・黒羽に帰省している折、兄弟たちとの会話で「穂積(服役囚)の親は福島の白河に住んでいるらしい」という話が出て、車で行けるのではないか、という話になり、車で向かったのだという。

会員限定記事

会員サービス詳細