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大やま
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大やま
@Solzhe_shimarin
専門は労働思想史、労働は嫌い、かわいいものが好き、頭に乗ってるのはカバの赤ちゃんです
アイコンは武蔵野卵白(@RAN89_634NO)さんからJoined July 2021
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東大生は時給3000円で家庭教師ができて稼げるとか言われてて、実際に僕が東大にいたときにもそのバイトはあったんだけど、そのバイトは紹介制で東大に入れるような文化資本も実家も太い上流階級出身の学生が、同じく(時給3000円をポンと出せるような)上流階級の顔なじみの子どもに教えるというもので
川端康成の小説に「別れる男に花の名を一つは教えておきなさい。花は毎年必ず咲きます」という台詞があったのを思い出して、恋人に花の話題をふったら、農学部院生だったのでむしろこっちが教えられて、別れた今でもアンスリウムがそろそろ咲き終わる時期なことを思い出してしまう
ふつう、人間は労働してるだけの日々だと狂ってしまうから、狂わないようにウィリアム・モリスの「わたしたちはパンだけでなく、バラも求めよう。生きることはバラで飾られねばならない」という金言に従って毎週のようにお花屋さんに通ってたら、今日はサービスだよって100円で花束を見繕ってもらえた
むかし講義中に、1枚余った感想用紙に「中野梓」と書いてひとりでニヤニヤしてたオタクがいて、その様子を先生が見つけて「代返みっけ!中野梓さん欠席ね!」とプリントを取り上げられあずにゃんが欠席になった事件があった
意識高い系の人と話してて、趣味は読書ですという話をしてたら「どんな本を読むんですか?」と聞かれて、咄嗟に相手の性格を察して、恥を忍んで「ひろゆきとか…」と言ったらパッと目を輝かせて「良いですよね!」と食いついてきた。これが大人のコミュニケーション…
通りすがりに肩がぶつかった人が舌打ちしてきたんだけど、怒りの反射速度がすごい。感情ってすぐには発露できないものなのに、この人は普段から一体どんな訓練をしているんだろう
僕の出身地の方言が話者の高齢化により絶滅寸前らしくて、知る限りきちんと方言を習ったのは僕の世代が最後で、実質的に僕が最年少方言話者にあたることから、ひとつの言語を僕の気分次第で滅ぼすことが可能なことがわかったんだけど、不思議な気分だ
ミニマリスト、災害の多い日本において備蓄などの備えを一切させずに他人の準備にフリーライドしかかんがえていない、という指摘は未だに乗り越えられてないと思う。
メロスは政治がわかる。池上彰の番組もみているし、中田敦彦のYouTubeで勉強もしている。ひろゆきとメンタリストDaigoのメンバーシップにも登録して、教養を身につけていた。
イギリスで「揺りかごから墓場まで」の保険サービスを導入したナイ・ベヴァンの言った、「病気とは人々が金銭を払ってする道楽ではないし罰金を払わねばならぬ犯罪でもない。それは共同体がコストを分担すべき災難である」という発言は現代でも参考にされるべきだと思ってます
『貧乏人の経済学』でいちばん心に残ってるのが「カロリーは安いので、飢えることはあまりないが、栄養失調はそれとは別」というもので、自分の食生活を見るたびに思い出している
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僕みたいな生まれも育ちも貧しいような外様ができるようなバイトではなかった。あれは階級を再生産するための儀式と言ったほうが近い。金持ちにしか門戸を開かれてないバイトに金持ちが行ってるだけ
オウム真理教の林郁夫が書いた『オウムと私』には、医者の家系で中学校から慶応だったくせに「決して裕福な家庭ではありませんでしたが…」と書いてあり、普通にムカついたな。
ドラゴン桜が流行った世代で、実際に東大に行ったけど、東大って別に努力してた人よりも、親が開業医や社長で育ちが異常によく文化資本レベル100みたいなやつらばっかだったから1年でやめた
高校生のころ、教室の隅でいつも1人で京極夏彦を読んでいた佐々木さんのもとに卒業アルバム委員が現れて、「どこの行事にも写ってなくて…」と友達役の人たちと談笑している風の写真を撮られていた。あれほどグロい青春の捏造は見たことない。暴力だと思う。
ボカロ黎明期のヒット曲、「歌詞が妊娠のメタファー」であるというクソ考察があらゆる曲で行われていたというインターネットの歴史はなんとか口伝で残していきたい。
ちくしょう。生活保護の受給申請、困ってるひとが窓口に行ったら門前払いするくせに、僕らNPOが横についていたら「今回は特別ですよ?」みたいなツラでようやく受けつけやがって。
小学生のとき、ゲーム禁止で娯楽に飢えていた。勉強に必要だからと嘘をついて父親に頼んで使ってないPCを譲ってもらった。もらったWindows2000の持ち主は失踪した叔父で、中にはソリティアに紛れて「Hearts of Iron II」と「AIR」が入っていた。僕はそれにドハマりした
労働者がなぜ稼いだ賃金でわざわざ酒を飲むのか。この話は定期的にするんだけど、バタイユ曰く、労働の不可避性から目を背けるために飲むらしいんです。心の底から働きたくないけれど、弱く貧しい我々は結局働くという選択肢から逃げることができない。だからそれを誤魔化すために酒を飲むのじゃ
『リバタリアンが社会実験してみた町の話』という本がめっちゃ面白かった。リバタリアンの集団が田舎に移住して自由主義を実践という話の導入なのに、本の半分以上が熊の話だった。税金をカットするために警察署や消防署をぜんぶ潰したら、熊を追い払う手段がなくなって熊の巣くう街になってしまう。
中国の「肥沃な黄土」は元々豊かな土地で、自然に作物が育ちやすい土壌が育ったのかと思ってたけど、人間が歴史的に耕作して肥料を与え続けた結果いまの土地になっていることが研究でわかっているらしい。
イランは法律でTwitter禁じられているので、脱ツイ廃のためにイランに移住しようかと思って調べたら、なぜかInstagramは合法らしくイラン国民はインスタ映えばかり考えているという地獄みたいなことがわかった。
お花屋さんで「花を折ったところで春が来るのを止めることはできませんからね」と言ったら、素敵ですねと褒められたので、チェ・ゲバラの言葉ですと付け足したら微妙な空気になった。ちっちゃいカボチャを買って帰った
ベンヤミンの本読んでたら、「レズビアンの愛は、精神化を女性の胎内にまで行き渡らせる。妊娠も家族も知らない“純粋な”愛という百合の旗印を、そこに立てるのである」という百合オタクみたいなこと言ってて笑った
死刑囚の足跡を追った本を読んでるんだけど、大阪拘置所の職員が「終戦後は死なせるのには惜しい人間が多かったけど、今の死刑囚は質が落ちた」と語っており不覚にも笑ってしまった。
東トルキスタン料理屋に来てるんだけど、店主が「いま気分がいいからジャンケンでお前が買ったら無料にしてやるよ、ジャンケンで俺が買ったら俺の気分がいいから無料にしてやるよ」と言われ、無料でケバブ食べてる
むかし高校生に「ホームレスは働きたくても働けない」という事例でアルバイトの面接が10数駅先だという場合にも交通費捻出の難しさや生活拠点を移すことのリスクを説明したら「生活がかかってるんだから何時間歩いてでも行くべき」という意見をもらったことがあって、前提認識の共有の難しさを実感した
YouTubeショート許せない、かつて90〜00年代にかけて左翼活動家だったもう60過ぎになる父親がジャンボリミッキーを踊り狂ってる、かつての輝きはもう失われた
本来、人って必ず働かなくてもいいんですよ。アーレントは『人間の条件』のなかで人の営みを3つに分けて分析した。自分や家族を養うための私的な営み「労働 labor」、椅子を作るような何年も使われるものを作る「仕事 work」、言葉を用いて他者とコミュニケーションを行う「活動 action」の3つ。