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小夏
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小夏
@Konatsu2023
B2 政治/文学理論の思想史:統治の正統性、作者/読者論、ポスコロ、フェミニズム、村上龍、橋本治など bluesky: (at)konatsu2025
小夏🍉’s posts
井の頭線のってたら高校生とおぼしき二人組が
「最近どう」
「マジつまらん」
「なにしてんの」
「詩書くかピアノしかしてない」
という会話をしていて、さすがに生まれ育ちが違うなあと思わざるをえなかった
貧困世帯から東大博士号を取ったnote記事で有名になった方のアカウントを久しぶりに見たら、裕福な家庭の出であるにも関わらず成果が出せない人のことを嘲笑する風になっていてキツかった、東大にきた当初、周りが学問する気がないことに失望した経験とかは特に共感するものがあったから、なおさら
面白かった! 人間の記憶や認識の不確かさ、人それぞれがもつ認識の枠組み(スキーマ)の多様さなど観点から、「話せばわかる、は誤り」「能力の優劣ではなく、個々人のスキーマの違いに目を向けることの大切さ」「直感の有用性」などを説明。己の特性を知り、他者と折り合いを付ける方法論でもある。
YOASOBIの歌詞は苦手なものが多くて、「群青」などはとくに、「自分の好きなことをやりましょう」という学校の先生がキャリア教育で口にするようなメッセージを脅迫的に伝えられている気がしたし、同年代の人はそれを良いものと受け取っているらしいということも、息苦しかった
これは私の勝手な読みだけど、「インターセクショナリティ」という語を初めて提起したクレンショーの論文読んだときに、これは「言語化」という考えを批判しているのだなと思ってうれしかった記憶がある
「言語化(が上手/下手)」というのは、「ものごとは言葉で正確に表現できる」ことを前提としてい
大学入ってから初めて「学問」に触れたので、「体系的に勉強する」ということ自体を知らずに2年以上の時間を浪費してしまったという意識は正直ある、浅く広く触れておくだけでも後々役に立つことは意外に多いし、過去については仕方がないと思うほかない、それでも……と考えてしまうことはたまにある
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小夏
@Konatsu2023
ちゃんと体系的に勉強しようということで本を選んで読むと異様に時間がかかるので、どうしたものかと思っていたが、昼に会ったffも同じことを言ってたので、やや安心しつつ課題感を新たにした
伸びてしまったので補足します。私がキツいと思ったのは、怒りの矛先が結果的に別のマイノリティーに向いていると感じたからです。「同情はするけど」とか、「叩かれる側の身にもなれ」というのは、抑圧される側に理不尽なほどに「礼儀正しくあれ」と命じる身振りに繋がりかねないと思います
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小夏
@Konatsu2023
貧困世帯から東大博士号を取ったnote記事で有名になった方のアカウントを久しぶりに見たら、裕福な家庭の出であるにも関わらず成果が出せない人のことを嘲笑する風になっていてキツかった、東大にきた当初、周りが学問する気がないことに失望した経験とかは特に共感するものがあったから、なおさら
そういえば文学理論の入門書として少し前にこれも買った。この手の本は他にもたくさんあるけど、一番読みやすく感じ(と言っても通読したわけではないが)、またトピック編が充実していてとても良かった。
『世界史一問一答』のノリで、『精神分析用語ドリル』とか、『赤シート対応:政治思想史暗記ノート』とか、『哲学 期末試験にでる単1800』とか出てほしいと密かに思っている
(おれはいまだに勉強は丸暗記から始まると思っているフシがある)
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古本屋台行けばこれまた高校生がロブグリエなり、和辻哲郎なり、絓秀実なり買ってるわけですが、まあ文化なるものが誰のためにあるのかよくわかる
マイノリティ文学がマジョリティを「お呼びでない」というのはある意味正しい。つい忘れてしまうけれど、ありとあらゆる作品が自分のために書かれるべきだと要求する権利を読者は持っていないのだから。あるいは、自分でない誰かに宛てられたメッセージを盗み聞きすることが文学の体験なのかもしれない
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すなわち、なにかを「言語化」する際には、「言いたいことがいえない」「言われていることを理解できない」というリスクが本来付きまとっているはずなのだ。それは「言語化」の上手さによって回避できるものではない、なぜなら理解をめぐる権力構造こそがそのリスクを形作るから。
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る。だが論文で挙げられている黒人女性の起こした裁判の例から分かるのは、私たちがなにかを言い、それが理解されるためには、既存の利用可能な言説を必ず参照しなければならないということである。彼女たちが差別を訴えたとき、「女性差別」「人種差別」を巡る既存の語りが、まさにそれが不当であるこ
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を示すために持ち出される。ところが前者は白人中心的で、後者は女性差別的であるために、彼女たちの訴えは理解されなかった。これは、彼女たちの「言語化」が不十分なのではない。言いたいことをマジョリティに理解させるために使える言葉そのものが、初めから制限されていたとみるべきだろう。
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「人種と性の交差点を脱周縁化する」を読んで、「言語化(が上手/下手)」という考えは、この意味においては、この権力構造を捨象してしまう言葉だと気づいた、ということでした
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小夏
@Konatsu2023
伸びてしまったので補足します。私がキツいと思ったのは、怒りの矛先が結果的に別のマイノリティーに向いていると感じたからです。「同情はするけど」とか、「叩かれる側の身にもなれ」というのは、抑圧される側に理不尽なほどに「礼儀正しくあれ」と命じる身振りに繋がりかねないと思います x.com/Konatsu2023/st…
「セックスしないと出られない部屋」よりも、「どちらかが死なないと出られない部屋」のほうが、ずっとずっと、どうしようもなく、ありふれていて、そしてだからこそ甘美だと思う
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こんなんだから格差も差別もなくならないわけだ。日常生活の経験から知ってはいるのだが、ここのタイムラインではそういう経験がなかったので、あらためて「わからせ」られた気持ち。
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本当の自分というものがあり、それは表に出すと無理解にさらされるがゆえに無意識下に隠されてきたのだが、その「本当=好き」を絶対的に追い求めることが善いことなのだ、というストーリーは、人材育成やキャリア教育、それらに批判的な教師、そして大学に来てから知った左翼運動の現場までを貫いて存
ルッキズムを巡る議論の中で「清潔感」はどう扱われているか。「容姿で判断してはいけないが最低限の清潔感は〜」という、あの引き攣った主張。そしてここでは「見ること」を中心とした概念だけでは収まらなくなる。嗅ぐこと(におい)、あるいは聞くこと(音)の哲学と倫理を。
昨日読書会に誘ってくださった院生の方から、日本のアカデミアに内部で「競争」をしている余裕なぞない、それぞれがそれぞれの持ち場で支えあわないといけない、余裕がないというのはそういうことなんだという話を教えていただいて、そういう視点が抜けていたのをとても反省した
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在する、ひとつの説話のように私には思われたし、今も思っている。そして、それは抑圧なのだと、そう告発することそれ自体も、そのストーリーの中に取り込まれ、それを反復するという構造がここにはある
自分は「倫理のマッチョ性」みたいな考えがどうしても頭から離れなくて、例えば文学をめちゃめちゃ読み込んで暴力を告発する、みたいなのがとても重要なことはわかるんだけど、大抵の人にはそんな事できないし、書かれた論文を読んでもなかみは理解できない、つまり倫理的であることには再現性がない
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小夏
@Konatsu2023
文学や想像力が他者とともにあることの倫理として重要なのだとすれば、想像する能力、ことばと関わる能力こそが問題となる。読めないこと、理解する力のないこと、愚かであることを、「能力」とは異なる文脈のうちで、語ることはできるのか。 x.com/Konatsu2023/st…
「読者諸賢はご存知の通り〜」←しらない
「先に述べたように〜」←わすれた
「シニフィアンが〜 父の名が〜」←だれ?の何?
"ユーモア" "文学的表現"←わからない
読書が一番ストレスフルだ
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佐藤航陽(さとうかつあき)
@ka2aki86
英サセックス大学のストレスの軽減率を調べた研究おもしろい。読書と音楽が60%以上のストレスを低下させるのは驚き。
各ストレス軽減率
・ゲーム:21%
・散歩:42%
・コーヒー:54%
・音楽鑑賞:61%
・読書:68%
コーヒーとゲームは逆に意外。
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理解にかけるコスト(時間や努力など)という観点でみると分かりやすいでしょうか
分かるためにコストがかかるものを敬遠してしまい、すぐ分かるもの(分かるためのコストが低いもの)だけを「面白い」と思ってしまいがち(私がそうということです)だが、それでは勉強が深まらない、という趣旨でした
・「性別は2つしかない」宣言
・議会襲撃事件逮捕者の恩赦
・非常事態宣言(「不法」移民対策)
・WHO脱退
・パリ協定離脱
・TikTok禁止
・メキシコ・カナダへの高関税検討
・メキシコ湾を「アメリカ湾」に改称(?)
・パナマ運河は俺のもの(?)
Twitterやめるべきかこれは……
Show more文学における比喩の巧拙って、ある程度「経済的」な観点で評価できそう。喩えるものと喩えられるものの距離が近すぎると、実質トートロジーになるから意味がない。両者をズラすことによって新しい情報が付加され、そのズレの作り方に、作者は戦略を反映できる(やりすぎると詩になるけど)
「誰も傷つかない社会」ではなくて(そんなものは土台無理なので)、「傷つきを各人の受容能力に応じて平等に分配すること」が目指されるべきなのかなと考えたりする 「誰も傷つかない社会」というと聞こえはいいが、人間の根源的な攻撃性から目を背けた議論に感じる
ちゃんと体系的に勉強しようということで本を選んで読むと異様に時間がかかるので、どうしたものかと思っていたが、昼に会ったffも同じことを言ってたので、やや安心しつつ課題感を新たにした
少し前まで本を買うことに過度に依存していた時期があって、やっているときは意識していなかったが実にしんどかった、そうすることである種の不安を紛らわすことができるのだが、効果は一時的なもので終わりがなかった。本は無理をしても買うべき、と言われると肯定も否定もしがたい
様々な理由から結婚に嫌気が差して、友だちとシェアハウスでも……と考えるのはわりと通りがちな道なのだが(私がそうだっただけです)、人間関係とは難しいもので、仲の良い「友だち」なら一緒に暮らせるとも限らないのが実際
人間関係の「距離感」というが、実際のところそれは直線上の2点間の距離と