「やっぱり、アナタはユースベルクを手放せないのね」
「俺を使え。お前は変われる。悩んでる僕にこそ必要なヴァンガードなんだよ」
グダグダ言いながら買いつつ、ハマっとりますやん。
これが良妻。自分の趣味に付き合わせるのに、口よりも一肌脱ぐ。男が赤ちゃんのままを知り尽くした性格良い子はママっ気があるをヴァンガードと一緒に覚えろ。
「そういうこと。アナタとユースベルクは切っても切り離せない、そういう仲だって言いたい訳」
両肩が、腋が見えそうで見えてない丸出しのモフモフに、下はミニスカートにスパッツ。
ヴァンガードファッションだな。
「そう妬くな。お前とも相手してやる」
対して俺は、スーツ。ディヴァインに出るのかライカ!を意識。当たり前だが自分に似てるキャラほど好きが男子。そして、彼よりイケメン化、ライカに俺をライドするみたいな?のが日本国で最たるナルシストである俺の趣味でもある。
「見境のない眼、私にも向けてよ」
ヴァンガードのキャラ、カードゲームよりも何に興味持ってるのばかり。
強い俺だったり美しい私だったり、小説をセルフイメージに悪用してるママ友からするとわかりやすいだろう。
楠結衣には騙されただ。ブロックしてくるとかキャラチゲエ。イメージ通りしろっ!
「お前が欲しい。俺とファイトしろ、芳乃」
「その懲りないお口、叩き潰してあげる」
テーブルを挟んで立ち、Switchのヴァンガードdd2のプライベートマッチが成立した。
「お前をもっと俺に見せてみろ、芳乃。スタンドアップザヴァンガード 背中を追う少年ユース」
「もっと上から私を咲かせてみせて?スタンドアップ ヴァンガード 銀の茨のお手伝いイオネラ」
OP
「ウィルドレス間違った覚醒を♪」
ユースベルクスカイフォールアームズをカッケエ!と持ち、カッコつけてモデルのポージングをしてる俺と、俺をウットリ、シバきたそうに、ヴィーナスルキエを持ち身構えてる妻のモデルポージングを、俺のカラオケ録音と共に録画を流しながら、マリガンと先手後手決めを忘れない。
先行 欲しいカードが手元に来たを顔に出さない。
「エネルギージェネレーターセット ライド 駆け出す決意ユース。ライドコストに手札から捨てた【コルリーノ】の効果で、スカイフォールレヴォルドレスゼストを手札に加えそのままソウルに。ターンエンド」
「ふーん。寝たきりではなさそうね。私のターン、ドロー、エネルギージェネレーターセット ライド ………」
お前がなにをしてるかなんて知らん。それが、ヴァンガード。対戦を重ね身体で覚えるまで、自分が使ってないデッキは意味不明。
なので、経験で言えば、相手の理想ムーブに近い動きを叩きつけられる負け試合が最も貴重。そういったハラスメントの価値がわかるカードゲームであり、チーコにもあると思っていたがギャザは違うのかもな。
「マイターン。ドロー。ライド、烈光の騎士 ユース。手札コストはコルリーノではない。ディヴァインシスターでぃすこってぃのテキスト。エネルギーを3つ取り除き、1ドロー」
洒落っ気カードだ、必須じゃない、ユースと合うんだよと微笑む。知っているか?と。
「もっと馬鹿だと思ってた。続けて?」
「コール。破却の魔女、フェルゴーサ。ソウルブラスト、ユースベルクレヴォルフォームガストを山札からソウルに」
出来上がって来たとネクタイを弄りながら、女を押し倒す目をする。
「いやらしい」
「ふっ、セクアンナをコール。バトルだ。フェルゴーサでヴァンガードにアタック」
必須カードは女を脅す様にV裏に置く。
「ノーガード」
「セクアンナのブースト、ユースでヴァンガードにアタック」
「ノーガード」
「チェックザドライブ。ゲットクリティカルトリガー、効果は総てヴァンガード」
「ダメージチェック。無駄にしちゃったかしら?ゲットヒールトリガー」
「ターンエンド。静かだな?」
夫婦腕を組み、それがどうしたと顎で舐めまわすような色声でターンエンド。
「そう焦らないで。私のターン」
対して環境デッキの妻は調子悪そう。
そう、ヴァンガードはデッキパワーの差なんて、アニメな再現度でひっくり返る。
Tier環境というのは、DD2環境デッキシラヌイに対しての回答札の質量だったり大会準拠であり、ランクマはわりと関係あるだろうが、知人で遊ぶと、ユースベルクを舐めるなという展開にもなりやすいTCGなのだ。
「マイターン。ドロー。天をも貫く外装はなんだ?問いかけ続けろユース。ライドザヴァンガード!!ユースベルクスカイフォームアームズ」
「答えは見つかったのかしら?」
「あるさ。フェルゴーサをコール。ユースベルクレヴォルフォームテンペストをソウルに」
会話になっていない。相手に入り込むと情が移る、女が求めてるのはそういう男の優しさというのは口先だけ、女は誰だって基本ナルシスト、同情なんか基本されたくない。自分の中だけの世界観が誰しもあるほど妄想を得意とする。
しかし
自分に入り込んでる筈の女性がもっと自分に入り込んでる男性をみると、相手に情をかけてしまう。そうさせるほどの色男の優しさが強さと感じて大好きなのだ。それに共感したいのだ。そのノリについていってしまうと。デートでも有効だぞ。一緒にいてデートスポットに盛り上がってる男性といるだけでなんだか楽しい♡
ええええええええええええ!? ヴァンガードスゲエエエエエエエ!!
「次だな。ユースベルクの効果、びすこってぃを捨て、レヴォルドレスフルブラストを手札に加える。ドロップゾーンのブレディアークの効果発動。自身を除外して、びすこってぃを手札に」
「びすこってぃをライドコストに支払わなかった。代わりに捨てたのがブレディアーク」
ヴァンガードファイターは相手の動きを復唱し、理解力を高める。チーコに今求められてるとこだな。俺が怖いからこそ、その怖さが何から由来するか紐解く。
「セクアンナをコール」
「くっ」
「バトルフェイズ」
察したか女と、スーツの前を開けるぞとバトルフェイズに突入。
「セクアンナのブースト。ユースベルクスカイフォームアームズでヴァンガードにアタック」
「ノーガード」
「構うなユースベルク。チェックザドライブ、ファースト、セカンド、ノートリガー」
「ふう。ダメージチェック。ゲット、クリティカルトリガー効果を総てヴァンガードに」
「轟く豪壮、どうだ天が蠢いたぞ。万象その身に寄せ、森羅を砕き割り、聖槍の拠り城としろ。レヴォルドレス、ユースベルクレヴォルフォームフルブラスト!」
「これがアナタだというの…」
ヴァンガードだぞ?自らの口上で呼び寄せ、背後にいそうなユニットのデッキを握れ。
「セクアンナをソウルにフルブラストのドライブを1に、レヴォルドレスにより両左右のフェルゴーサ+5000 フルブラストのカウンターブラスト、ソウルにレヴォルフォームゼスト クリティカル+1 ガスト ドライブ+1 テンペスト そのリアガートを山札に戻せ。三種類のレヴォルフォームがソウルにある時、前列パワーー+15000」
「フルブラストでヴァンガードにアタック」
「完全ガード」
「チェックザドライブトリガー、ファーストチェック、ゲットクリティカルトリガー、リアガートに、セカンドチェックゲットクリティカルトリガー、もう片方のリアガートに、次はなかったな。フェルゴーサでアタック」
「ガード」
「フェルゴーサでアタック」
「ガードしない。ノーガード」
「ヒールで攻め札に繋げたいか、ダメージチェックだ」
「ノートリガー…はあはあ…ノートリガー」
「俺の勝ちだ。お前を貰い受ける」
「何よそれ、嫌な男…はあ…はあ」
「お前を愛す俺がいる。それ以外の道末があると思うか?」
「ありません…んっ」
「俺がくれと言ったら、あげるだ、ちゅ」
「ちゅ、顎クイ過ぎよ…」
「お前は俺のだ。来い」
これがヴァンガード。女に扇動されるな、女を先導しろ。女に媚びない男になってみせろ。媚びてモテたところで、その先はどうなる?女のいい様に生きるだけの人生になる。
そういったイケメンでも、女に右往左往したもやしな姿勢の雑魚は大黒柱になれんし、男性としての格の違いをもっと意識して生活した方がいいと思う言葉もよく飛び交ってるよ。
人良くも、解釈が狭かったりすると、その辺にいる上手く生きてる人を真似ただけみたいなとりあえず生きてますみたいな態度になるのをやめたり、色々を参考にして、彩り豊かを目指してみると、チーコは見違えるほどいい女になるだろう。
今の自分では、君では付き合っても飽きてしまうだろう雰囲気をお互いなくしていくことから恋愛は始まる。これを兎に角色だともいう。俺が妻に教えてやったことでもある。
なんて上から目線、毎日言われたよ。悔しかったら俺に上から目線なお前を探してみるんだな。
みるみる強く美しくなる二人。可愛く綺麗にね? 曝け出すのはベッドまで我慢しろ、そういうデート。
これがヴァンガードファイター交際。妻の期待に応えたから結婚できただ。
お気に入りに追加
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
今日の授業は保健体育
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。
その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。
ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる