小惑星の地球衝突どう備える NASA、2032年に確率1%
2032年に「1%以上」の確率で地球に衝突する恐れのある小惑星が新たに確認された。小惑星などの危険度を示す指標は11段階のうち下から4番目に低いレベル3と評価されている。過去には当初、衝突確率2.7%のレベル4と指摘されて、後に衝突がほぼないと分かった小惑星もある。より詳細な分析のほか、観測や宇宙探査を通じた「地球防衛」の対策を国際社会で考える必要がある。
国連が事務局を務める国際小惑星警報ネッ...
※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。
この投稿は現在非表示に設定されています
(更新)- 小玉祥司日本経済新聞社 編集委員ひとこと解説
地球のごく近くまで接近する小惑星などの天体は「NEO」とよばれ、すでに2万個以上見つかっています。しかし直径数百m以上と大きくないと早期発見は難しく、小さなものは地球に接近してきて初めて見つかることも少なくありません。ごく小さなものならば被害もないのですが、直径数十m~100m程度の小惑星は直前まで発見されないことが多く、地球に落下すると大きな被害がでるため、どのようにして早期発見して対策を取るかが重要です。 NASAなど欧米は早くから専門の対策部署を設けていたのに対して日本は「日本スペースガード協会」など民間の活動が中心でしたが、JAXAも昨年、専門チームを発足させました。
この投稿は現在非表示に設定されています
(更新)
Think! の投稿を読む
有料登録すると続きをお読みいただけます。無料登録でも記事消費(一定数限定)をすることで閲覧できます。