岐阜・池田町汚職で贈賄側に有罪判決 岐阜地裁「公正大きく害した」

岐阜県池田町発注工事の指名競争入札を巡り、岡崎和夫前町長(76)=加重収賄などの罪で有罪確定=に100万円を渡し入札を妨害したとして、贈賄などの罪に問われた電気工事会社「久富電設」(大垣市)の元代表取締役、久富幸司被告(63)に、岐阜地裁は27日、懲役1年4月、執行猶予3年(求刑懲役1年4月)の判決を言い渡した。

浜口紗織裁判官は「100万円は比較的高額だ。公共工事の入札の公正は大きく害された」と指摘。起訴内容を認めて反省していることを踏まえ、刑の執行を猶予した。

判決によると、令和4年2月14日、有利な取り計らいを受けたいとの趣旨で、前町長に現金100万円を手渡した。同年7月には、町立保育園のエアコン設置工事の入札で、前町長から秘密事項だった指名業者名を聞き、工事を落札した。

岐阜・池田町の発注工事巡る汚職 贈賄側が起訴内容認める 現金100万や商品券の賄賂か

贈賄側に懲役1年4月求刑 岐阜・池田町の汚職

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