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爆上戦隊ブンブンジャー最終回へ 鈴木美羽(ブンピンク/志布戸未来役)

芸能 | 神奈川新聞 | 2025年1月31日(金) 05:00

 昨年3月に放送が始まったテレビ朝日の特撮ヒーロー番組「爆上(ばくあげ)戦隊ブンブンジャー」(日曜午前9時半)が、2月9日に最終回を迎える。地球を守るため、ブンピンクに変身して戦う志布戸未来(しふとみら)を演じる鈴木美羽(24)は、海老名市出身。「あっという間の1年でした。最後まで怒濤(どとう)の展開なので、楽しみに見てほしいです」と笑顔を見せた。

撮影が早朝から行われることがよくあり、「朝6時に集合と言われても早いと感じなくなりました」とほほ笑む鈴木美羽

 オーディションで勝ち取った未来役に、1年にわたって向き合ってきた。運転が得意でいつも明るく、たくさんのアルバイトを掛け持ちしている未来。最初は人に流されやすく、自分のことを自分で決められない性格だった。

 「未来は『自分のハンドルは自分で握る』と決意して変わっていきました」と鈴木。「周りの空気を読んでしまったり、大人としてわきまえた振る舞いを期待されたりすることはありますし、わがままになることへの恐れもありますよね。でも、自分の人生は自分が主役。未来の成長に共感しながら演じてきました」

 うれしかったのが、そんな未来の奮闘を自分のこととして捉えたファンからのメッセージだったという。

 「仕事をやめようかと迷っていたけど、未来ちゃんが頑張っているので、私も今の会社で頑張ってみます、という声をいただいたんです」と振り返る。「役を通して、子どもたちだけではなく、大人の方にも影響を与えることができる仕事なんだ、と改めて胸が熱くなりました」

 撮影に入る前は、歴史あるスーパー戦隊シリーズに携わることへのプレッシャーとともに、「長い道のりだな」と感じていた。だが、「気付いたら終わっちゃった」と現在の心境を明かす。
 
 特撮ならではのアクションシーンには「頭と体が連動しない。運動音痴なんです」と苦手意識があった。だが、アクション監督やスーツアクターに教えを請い、撮影が終わった後も練習するなど努力を重ねた。そのかいあって「うまくなっている、成長したね」とスタッフらに声をかけられるようになった。「撮影期間が長い作品だからこそだなと実感しています」

 最後まで慣れなかったのは爆発シーン。3話目で、地面が次々に爆発する中を自転車で駆け抜けるシーンに挑戦した。「『熱くないし、距離もあるし、大丈夫』と言われましたが、テストもできないし、緊張もあって怖くて泣いちゃいました」

 共にヒーローとして戦った俳優たちとは、今では「これからもずっと仲がいいんだろうなと思います。男の子たちが輪の中に入れてくれて感謝です。5人の男友達ができた感じです」。かけがえのない関係性を築けたという。

 放送はあと2話だが、未解決の事柄もあり、結末が気になる展開だ。最終話の台本を読んだ時は「泣きそうになりました。最後まで胸熱なので、楽しんでもらえるのでは」とほほ笑む。

 12歳の頃からファッション誌のモデルとして活動してきた。「近所の皆さんが『がんばってるね』と応援して、温かく見守ってくれました」と地元の海老名に愛着を抱く。「自然豊かな場所で、県立相模三川(さんせん)公園ではクラスのみんなとよく遊んでいました」
 
 これまでは明るい役が多かったが、「物語をかき乱すような、視聴者から嫌われるような悪い人の役をやってみたいです」と抱負を語った。

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