示談は当事者間で第三者は拘束しない(キリッ)。
いやいや、ズレすぎですよ。
こっちは「法制度の安定性」の話をしてるのに、「示談の効力が第三者に及ばない」なんて当たり前のことをドヤ顔で指摘されても困ります。
示談が当事者間の合意だからこそ、それを後から蒸し返せる社会になったら、示談という解決手段そのものが崩壊する。つまり、「第三者に効力がない」のが問題じゃなく、「示談が機能しなくなる」ことが問題なのに、そこを理解してない人が多すぎる。
で、ここで出てくるのが「教師が生徒に、政治家が支援者に性加害をし、示談した場合、メディアが公益のために報じるのもダメなのか?」というすり替え。
典型的なストローマン論法。
「示談を蒸し返すな」と言うと、「性加害の隠蔽を容認するのか!」と話を飛躍させる。でも冷静に考えれば、刑事事件なら示談しても起訴されることはあるし、重大な公的責任が絡む場合は別の議論になる。
今回の論点は、「一度当事者間で解決した話を、後から週刊誌が掘り返して社会問題化すること」。
もし「公益」の名の下に示談案件を好き勝手に蒸し返せるなら、示談という制度そのものが成り立たなくなる。
「むしろ、それを封じる社会の方が危ういと思いますが…」
→ 封じる? 逆ですよ。
示談は、当事者が納得して決着をつける制度。それを「やっぱり納得いかない」と後出しジャンケンで蒸し返せる社会の方がよほど危険じゃないかって話。
一度ルールに基づいて解決した話が、メディアの匙加減ひとつで再燃する社会が健全なわけがない。そんな前例ができたら、誰も示談を信用しなくなるし、結果として裁判が乱発し、社会全体が混乱する。
結局、この指摘は「公益」という都合のいい言葉を盾に、示談の安定性を壊すリスクを完全に無視している。もし公益性を理由に何でも蒸し返せるなら、示談という制度は破綻し、その先に待っているのは終わりの見えないトラブル社会とまで言えると思う。
Quote
Shoko Egawa
@amneris84
はて…。示談というのは、当事者間で結ばれるもので、それ以外の人を縛る効力はないのでは? それに、教師が生徒に、政治家が支援者に性加害をし、示談した場合に、事実を知ったメディアが公益の立場からそれを報じるのもダメなのでしょうか?むしろ、それを封じる社会の方が危ういと思いますが… x.com/fujiyoshi_ben/…
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