The Wayback Machine - https://web.archive.org/web/20181108062841/http://www.geocities.jp/ptk20120118/20170801-31/20170901-30/20171001-31/20171101-7/20171108-13/20171114/201711141642/Lecturenotes/20180825/20181023/Blumer-Shibutani.htm
巻頭言
H・ブルーマー著「集合行動としての社会問題」を読む:シンボリック相互作用論研究ノート(上)
T・シブタニ著「パースペクティブとしての準拠集団」を読む:シンボリック相互作用論研究ノート(下)
本稿は、桑原が鹿児島大学大学院人文社会科学研究科において開講している「情報社会論演習」(2016年度~2020年度)の教育成果である。著者の日高は、2016年度~17年度に、伊藤は2018年度~20年代に上記の講義を受講している。
この講義では、社会学や社会心理学の文献を輪読し、その内容について議論し、議論の結果を各自の修士論文の作成に反映させる、という授業形式を採用したが、取り扱った文献のなかで唯一、
1)「古典」としての位置づけを有し、
2)「原文」も参照し、
3)「精読」という形で取り組んだ文献が、本稿で取り上げる「集合行動としての社会問題」
[1]と次号で取り上げる「パースペクティブとしての準拠集団」
[2]である。本稿の副題に「(上)」が付されているのはそのためである。
本稿(本号)も次号も、日高、伊藤、桑原が、上記の講義において展開した議論の内容を、日高・伊藤の2名が再構成したものである。
最後に、本稿においては(また次号においても)各文献を文字通り「まるごと」検討に付している。検討対象の中略や省略は一切行っていない。文中においては、原典のページ数と邦訳のページ数の双方を記しているが、引用した文章は邦訳からのものであり、その訳文に一切修正は加えていない。既存の邦訳に対する訳文としての評価は、日高・伊藤による検討結果(論述内容)に含めることとした。(桑原 司)
[1] Blumer, H. G., 1971, Social Problems as Collective Behavior, Social Problems, 18(3): 298-306. 山口健一訳(
2006)「集合行動としての社会問題」『経済学論集』
66: 41-55.
[2] Shibutani, T., 1955, Reference Groups as Perspectives, The American Journal of Sociology, 60: 562-569. 木原綾香ほか訳(
2013)「パースペクティブとしての準拠集団」
Discussion Papers In Economics and Sociology, No. 1301: 1-16.