女優、橋本環奈がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おむすび」(月~土曜前8・0=土曜は振り返り)の公式X(旧ツイッター)が27日に更新され、渡辺孝雄(緒形直人)の劇中写真が公開された。
※以下、ネタバレあり
投稿には「ナベさんが震災後も建て直すことなく住み続ける理由。真紀ちゃんとの思い出が詰まったお店で、真紀ちゃんが格好良いと言っていた仕事をし続けるナベさん。意固地になってしまう裏には、真紀ちゃんの記憶すらも失ってしまう恐怖心と罪悪感がありました。」とつづられ、店内で靴に向かう孝雄の劇中写真を公開した。
この日の放送では、孝雄の自宅兼店舗を訪ねた歩(仲里依紗)は、階段から落ちて脳震とうを起こしている孝雄を発見、病院に搬送する。阪神・淡路大震災で被災した後も、孝雄は自宅を修繕をしておらず、階段の板が抜けて転げ落ちてしまったのだ。病院に駆け付けた聖人(北村有起哉)は建て替えを提案するが、孝雄は「あかん!壊したらホンマに思い出せんくなる」と拒む。聖人が「何を?」と尋ねると、孝雄は「真紀の声や」と答えた。
孝雄は、震災で亡くなった一人娘の真紀(大島美優)の月命日を忘れて仕事をしていたことを告白し、「だんだんあいつのこと、忘れ始めとる」「あの家壊したら、ホンマに…真紀が消えてまう」と心境を吐露する…という場面が描かれた。
この投稿に朝ドラファンからは「なべさんの気持ちよ~くわかる」「ナベさんの心も家と一緒で傷ついたままですね」「『真紀が消えてまう』 ここは聞いててとても辛かった」「ナベさんの心が壊れないか心配だし、このままだと家に住めなくなる。どうしていくか、ですね」などの声が寄せられている。