読谷村のエイサー祭り会場で男女6人をはねたとして55歳の男を殺人未遂の罪で起訴

去年9月、読谷村の祭り会場で暴走した車が次々に人をはねて逃走した事件で那覇地検は31日、車を運転していた男を殺人未遂の罪で起訴しました。

殺人未遂の罪で起訴されたのは読谷村瀬名波の屋良朝正被告(55)です。起訴状などによりますと屋良被告は去年9月29日、読谷村のエイサー祭りの会場で普通乗用車を時速30キロで運転し12歳から66歳までの男女合わせて6人に、それぞれ全治3日から3か月を要する見込みのけがをさせたなどとして、殺人未遂の罪に問われています。

屋良被告は当時、祭り会場にいた66歳の人物に向かって車を走行させ、すぐ近くを通過しましたがその人物とは衝突せず、周りにいた3人の女子中学生をはねました。さらに、周囲の人から車を降りるよう促された後も、その場から逃走するために再び車を発進させ、52歳から66歳の見物客3人をはねたということです。

那覇地検は去年11月から鑑定留置を行い、屋良被告に刑事責任能力があったかどうかを調べていましたが、勾留満期となった31日に起訴しました。

検察は裁判に影響があるとして屋良被告の認否を明らかにしていません。

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