大河ドラマ「光る君へ」

躍動せよ!平安の女たち男たち! 創造と想像の翼をはためかせた女性 紫式部

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藤壺女房ズ座談会 上 ~藤壺での生活「ここがたいへん!」

藤壺(ふじつぼ)にて中宮彰子(見上愛)に仕える女房たちの座談会をお届け! 藤壺での生活を体験して感じる苦労点や、第37回で描かれた『源氏物語』の冊子づくりの感想などについて、語り合っていただきました。

【藤壺女房ズ】
小林:小林きな子さん (宮の宣旨 役)
菅野:菅野莉央さん (左衛門の内侍 役)
瀬戸:瀬戸さおりさん (宰相の君 役)
真下:真下玲奈さん (大納言の君 役)
福井:福井夏さん (小少将の君 役)
羽惟:羽惟さん (馬中将の君 役)
 

――藤壺での生活を体験された感想を教えてください。

小林:
夜、畳に直(じか)で寝るので、とにかく寝床が痛い(笑)。

羽惟:
枕も硬いし、髪を乱れ箱(みだればこ)というお盆みたいなものに入れるのも不思議ですよね。

福井:
現代を生きる私たちからしたら、「こんな状態じゃ寝られないよ!」という感じ(笑)。

小林:
あと隣の部屋との間仕切りもすごく簡易的だから、プライベートが筒抜けで(笑)。

真下:
私と小少将は姉妹なので、仕切りが簡易的でもまぁいけるかなという感じですけれど、他人だとね…。

福井:
でも、これ言っていいのかわからないけど、正直、姉妹だからと言って…(苦笑)。

真下:
えっ!?(笑)。

福井:
男性に連れ出されているのを見たりとかするのは気まずい。

真下:
いや、よく連れ出されているのはこちら(左衛門の内侍)では?

菅野:
(首を振る)

瀬戸:
この姉妹(大納言の君と小少将の君)はとにかく男性に…。

小林:
だらしがない。

福井:
いや~!

瀬戸:
あ! モテる!

福井:
モテると思っておきましょう(笑顔)。

真下:
ね~! 左衛門さんがまひろさんに「誰ぞのおみ足をお揉(も)みにいらしたのでは?」と言っていましたけど、「すみません、それ私です」と思いながら聞いていました(笑)。

 

――衣装もとても華やかで豪華ですが、着用されてみてどのように思われましたか。

福井:
唐衣(からぎぬ)の着こなしがとても難しくて…。私の肩の問題なのか、どうしても落ちてくるんです。

瀬戸:
いつも崩れているよね(笑)。

福井:
そうなんです。いつもみなさんに直していただくんですけれど、平安時代にはなで肩の人っていなかったんですかね…?(笑)

真下:
髪の毛も重いし、唐衣が後ろに引っ張られがちではあるから、キレイな状態をキープするのが結構難しいよね。

小林:
たしか左衛門さんも。

菅野:
私もなで肩でいつも唐衣が落ちてきてしまうので、今は衣装さんに縫い付けていただいています。「もうセットにしてしまえ!」と(笑)。

福井:
え~! いいなぁ!

瀬戸:
あとは裳(も)が長いので、前の人との距離感が難しいですよね。

真下:
でも撮影を重ねるうちに慣れてきて、ほかの人の裳を踏む回数は減った気がする。

福井:
私、瀬戸さんの裳、だいぶ踏んでいますよね…。

瀬戸:
うん。めちゃめちゃ踏まれる。

真下:
えぇ!? 「慣れてきたなぁ」という感覚ない?

瀬戸:
最初よりは慣れてきたかもしれないけれど、「あ、ごめん、踏まれている!」って(笑)。

福井:
本当にすみません(笑)。

羽惟:
みんな身幅があるので、そろって画角におさまるのも難しいですよね。私も宣旨さんと宰相さんの裳を踏みながら座ったりしていますよ(笑)。

瀬戸:
画面で見る以上に現場ではギュッと、みんなで折り重なって座っていますよね。

羽惟:
塩梅(あんばい)が難しいです。

――藤壺ならではの光景ですと、中宮彰子と共に一条天皇に献上するための『源氏物語』の冊子を作成する場面が、とても印象的でした。(第37回)

真下:
あの場面、めっちゃ緊張しましたよね。

小林:
それぞれ別々の工程を任されてね。みんな、何をやってた?

福井:
私が最初に糸を通すための穴を紙に空けて。

真下:
私が中宮様と一緒に太い糸を紙に縫い付けてノートにしていく工程をやって、次は誰にいく?

菅野:
私が余分な紙をカットしまして、次は宣旨さん?

小林:
私が表紙をつける。

真下:
あれ、宰相さん何していました?

瀬戸:
あ、私はいなかったです(笑)。

小林:
そうだ(笑)。それで、最後にまひろさんが表紙にタイトルを貼るんだよね。

真下:
馬中(うまちゅう)は何を?

羽惟:
私は運んでいました。

真下:
一個一個の工程の間をつないでいたのか(笑)。

羽惟:
運んでは待ち、運んでは待ち。

小林:
それぞれいる場所は近いんだから、私たち自分で運べばいいのにね(笑)。

真下:
やらないですよ~。雅(みやび)に「お願いね」って(笑)。

菅野:
すごくキレイな紙をたくさん用意していただいていたので、全工程すごく緊張しましたよね。

真下:
どのような映像にしていただけたのか、楽しみでもあり、不安でもありました(笑)。

 

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