大河ドラマ「光る君へ」

躍動せよ!平安の女たち男たち! 創造と想像の翼をはためかせた女性 紫式部

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をしへて! 佐多芳彦さん ~大人の装い! まひろ、源倫子、源明子の衣装

時代が進み、大河ドラマ「光る君へ」第13回から衣装が変わったまひろ(吉高由里子)。風俗考証を担当する佐多芳彦さんに、まひろと藤原道長(柄本佑)の妻、源倫子(黒木華)と源明子(瀧内公美)の衣装について伺いました。

――第13回からまひろの衣装が変わりましたね。

まひろの格好は、袿袴姿(うちきはかますがた)という女房装束と呼ばれる唐衣裳姿(からぎぬもすがた)から唐衣と裳を外したプライベートな格好ですが、年を重ねて大人になったので、落ち着いた色の袿(うちき)を着ていますね。表地の色と裏地の色のコーディネートも、どちらかが突出することがないように考えられていてシックです。貴族の女性の平均的な家居(いえい)の姿、日常の姿ですね。

をしへて! 佐多芳彦さん ~上級貴族とは違う? 「女性の衣装」まひろ 編

をしへて! 佐多芳彦さん ~美しくかさねて! 「女性の衣装」 女房装束 編

――源倫子の赤い衣装は鮮やかですね。

倫子の格好も袿袴姿になりますが、倫子の場合は上に二陪織物(ふたえおりもの)の表着(うわぎ)を着ています。二陪織物は織り出した地紋用の上にさらに別の文様を鮮やかな色糸で浮織(うきおり)したもので、豪華な織物になります。また表着は、服装の一番上に重ねて着る衣服です。まひろの場合は重ねている袿の一番外側のものがたまたま表着となっていますが、倫子は特別なものを表着として着ています。

――ちょっと地味に思えるのですが、源明子の表着も豪華な一品なのでしょうか。

明子の表着は倫子の表着と比べると一見地味なようには見えますが、これも二陪織物で作られた豪華な表着です。明子の表着にも艶(つや)はあるのですけれど、織り方の違いなどによって光り方が変わったりするんですよね。
   

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