【日いづる国より】高山正之、朝日新聞が昔から自作自演していた話[桜H26/10/3]
高山「宜しくお願いします。」中山「そしていつものようにすぎやま先生にご参加いただいています。宜しくお願い致します。」
すぎやま「宜しくお願いします。」
中山「高山さんのこれまでの活動が正しいんだことが証明されるような状況が少し出てきましたね。」
高山「日本を代表するジャーナリズムですからそれなりの責任はあるしね。嘘はいかんよという。新潮に書き始めたのが12年前ですから。やっと8合目位まで来たかなと。」
中山「最初にこれは書かなきゃと思われたのはどういう所から―」
高山「新聞記者時代から朝日とのやり取りはあったんですよ。」
中山「産経新聞潰すとかの話しがありましたね。」
高山「その前に全日空の東京湾事故(全日空羽田沖墜落事故)というのがありまして。15年位経ってから『朝日新聞が言っている機体欠陥説というのはあまりにも飛躍しているんじゃないか』という話しを全日空のパイロットを取材した話を載せたんですよ。そしたら朝日新聞が飛んできて『こちらの言い分が許せない、朝日の主張を否定するとは何事だ』と。」
中山「朝日はどういう―」
高山「朝日は機体欠陥説で『ボーイング777のエンジンが吹っ飛んだ』とか誰が聞いても嘘だと分か話しを山名正夫という先生を連れてきてやっていたんですよ。なぜおかしいかというとボーイング777は1800機も世界中を飛んでいて、欠陥がある飛行機だったらDC10みたいにどんどん事故を起こすんですよ。世界最優秀旅客機だった。それで何でこんな馬鹿な事を書くのかなと書いた。そしたらそれに朝日が噛みついてきて、1面、2面、3面、総合面、頭で名指しでやられ(批判)たんですよ。『とんでもない事をいう』と。」
中山「そうだったんですか。」
高山「本当にびっくりした。自分の主張にちょっとでも逆らうとここまで― この人何様かなという感じがした。その翌年に朝日新聞主導で“侵略”を“進出”に書き直した(教科書誤報事件)という話しがありました。あれを産経新聞はさっさと『朝日に乗ったけど誤りでした』と謝罪したんですよ。紙面に載せて、同時に人事異動もあって― 自分で取材もしないで許せないと人事異動があったんですよ。それで私は社会部デスクになっちゃったんですよ。
そこに部下の記者が『デスクこれおかしいですよ』と朝日新聞の記事を持ってきて。一面にもくもくと煙が立った『これが毒ガス作戦だ』と。私はそれはそうでだよな、毒ガスというのは地面を這うものだし。あのころの毒ガスというのはイペリット、マスタードガスですよね。イランイラク戦争に行って見てきましたけど、本当に凄惨なものでしたけど― 塹壕にいる相手をやっつけるんで、もくもく上に登ったらいけないし、目に見えたら逃げちゃうし、こんなの常識で考えたって分かる。だから『その通りだよ俺も変だと思ったよ』と、それで記事にしようとして社会面のトップにしたんですよ。『毒ガスが空に起ち登ったらカラスしか殺せない』と。そうしたら朝日新聞の部長さんが怒鳴りこんできた。産経新聞に。」
中山「産経新聞の方にいらした。」
高山「編集局社会部に単身で殴り込みを掛けて『朝日新聞が間違っているというのは直ちに訂正しろ』と。『訂正しろと言われてもどう考えたって毒ガスが上に登るっていうのは常識で考えたっておかしいでしょ』。そしたら『フジワラアキラという教授が言っている』と。『どの教授が何と言おうと毒ガスがどんなものか分かってないんですか』と言ったら『生意気言うな朝日新聞に起て付くのか』と。朝日新聞というのはニューヨークタイムスみたいな。俺が書く事が全てだみたいな感じがありましたよね。
吉田調書もそうですよ。一般公開は絶対しないと見込んで勝手に都合のいいところを繋ぎ合わせて『9割が撤退した』と書いて。それで『9割が逃げ出すような、東電がやっている原発というのはこれでいいんですか』みたいな事を木村英明という記者が書いた。それを後で調書を産経新聞の阿比留記者が抜いて『どう読んだってそう読めないだろう』と。石破(茂)さんも言ってましたよね。『朝日新聞には国語能力が無いのかね』と。普通に読めば―」
中山「国語の専門家の集まりのはずですよね。」
高山「吉田調書というのは表に出ないとがあった。」
すぎやま「高をくくっていたんだよね。」
高山「それが出ちゃった。」
中山「吉田所長の表情を普通の人が見たら、そういうことは無いだろうと思いますけどね。」
高山「思いますよね。だいたい日本人にはお互い思いやる気持ちがあるわけですよ。そういう感情は一切抜きにして『彼らの落ち度はどこにあるか』『反原発に結び付くものなんか利用できないか』という。いじましさというのがどうしても滲んでくる。朝日新聞を読んでいて日本人らしさというものが感じないんですよ。」
中山「私も昔はとっていたんですけど、朝広げて不愉快になるので購読を止めていますけど。」
高山「長生きするには読まない方がいいですよ。与謝野(馨)さんが財務大臣をやっていたときに、みずほ証券が1株60万と打つところを1円で60万株と逆にやっちゃった。それに付け込んで日興コーディアルやなんかがたかって人の落ち度に付け込んで大儲けしようとした事件があって。その時に与謝野さんが『美しくない』と言ったんですよね。そしたら朝日新聞が社説で『何を言っているんだ。1円で60万株と打った事は間違いないんだし違法性は無いんだから。違法でなければ政府はそんな財務大臣がそんな口を挟むなんてとんでもない話だ』と。
与謝野さんは『日本人は落ち度に付け込むのはよろしくない、綺麗じゃないんだ』と言っているのに、何だそれはみたいな。シナ人や朝鮮人と発想が変わらない。これを社説として通す。秋山幸太郎という社長が居た頃の話ですけどね。こんな社説を出して恥ずかしくないのかという感じがしましてね。
あの記事(吉田調書)を抜いたグループというのは― 鮫島寛というデスクがいる特報部というのがあるんですけどそこがやって。その下に木村英昭という経済部から来た記者が付いているんですね。
この鮫島というのは管直人とツーカーの仲で、国会の質問書なんかも書いている。非常に管直人に近いグループがあってそこがあの調書を抜いたんですよ。出ないはずの吉田調書が出た。プロメテウスの罠で『あの時管直人は極めて冷静だった。東電が撤退するのを管直人が止めたんだ』という話しになっているんですよ。
木村英明の記者は全くの嘘。管直人が激怒して暴れ回って、福島の対応を遅らせてしまった。そんな首相を庇いに庇って盛りたてて、なおかつ『東電が撤退したんだ』という既成事実を作り上げて、朝日新聞で連載して、それを当時の新聞教会会長が― 秋山耿太郎(あきやまこうたろう)ですよ。朝日新聞の会長ですよ。それが新聞協会賞を出しているんです。自作自演で嘘を作って、自分たちで褒め合って、新聞を食い物にしている。新聞協会は新聞社同士の親睦団体みたいなもんなんですよ。新聞協会を舞台にしてインチキ書いて協会賞まで持っていくという、本当に許せない事をやって。今新聞協会は黙ったままでしょ。BPOみたいなものを作れよと言いたくなりますよ。」
中山「名誉を傷つけられている人がいるんですからね。」
高山「管直人が背後にいて朝日新聞に書かせて、とんでもない話しを日本中に広めたというのは見え見えなんですよ。それに対する検証は一切ない。しかもこの木村英明という記者が新聞協会の賞を貰った他に、早稲田ジャーナリズム大賞を貰って、早稲田主催の講演会に行って自分で作り上げた嘘を吹聴して講演して歩いているわけですよ。自ら新聞協会賞返上しますとういくらいの対応をすべきだし。辞めた方がいいね。こういう記者は事実が書けないならね。」
中山「『新聞は政府から独立しているんだ』というような事を自慢げに話しますけど、今の話だと正に政府の御用係だし―」
すぎやま「新聞というよりアジビラ(アジテーション・ビラ)に近いですよね。」
高山「木村伊量が謝って少しは良くなったかなと思ったら、山口良子(李香蘭)さんがお亡くなりになって、贈る言葉みたいなのがあって、秀逸だったのは産経新聞の山本英也が書いた。『中国のあの時代の大歌手に属する人だし、夜来香も名曲だし、彼女の記憶と共に中国にも残るんだ』という話しだけど。朝日新聞は『シナ侵略してその中で日本の先兵として使われてどうして日本は威張っていたんでしょうね』と。日本の事を悪く悪く書けばいいというね。夜来香を謳った李香蘭の名前も含めて、どうしてこんな言葉しか書けないのか。朝日新聞は日本の新聞じゃないなと。」
すぎやま「そうですよね。中国の人民日報と手を組んでいる新聞ですもんね。人民日報日本支社は築地の朝日新聞のあの建物にあるんですよと。他のメディアは何で書かないのかね。」
高山「あそこにはニューヨークタイムズという― 人民日報と同じように外から朝日新聞を支援しながら、日本の悪口を好き放題書く。一度ニューヨークタイムズのニコラス・クリストフという記者が『日本人は人肉を食った』という嘘話を書いた。朝日新聞の編集局の上にニューヨークタイムズの支局があるんですけど。ニクラスクリストフは『日本兵はシナ人の14歳の子供を殺して、すき焼き鍋にして喰った』という原稿を書いているんですよ。『その老兵は思い出すたびに、枯れ木のように手を震わせて』とニューヨークタイムズの一面に書いているんですよ。取材された人に産経新聞の記者が会って話しを聞いたら『そんなこと言っていません』と。『新鮮な肉だから皆ですき焼きにしようと買って帰って喰った』という話しで。『その頃あちこちで子殺しがあったので、もしかしてその肉じゃないか』と冗談でニコラスクリストフに話しをした。そうしたらそれを自分で書き変えて、すき焼きにされた子供の年齢まで― そんな嘘を書くのかよとクリストフ言ったら『ニューヨークタイムズで書いてある事が事実です』というわけ。」
中山「その記事で日本人は非常に残虐な民族だと。真反対の事が痛切になってしまった。」
高山「吉田清治の嘘も『日本人は残虐だ』という国際世論を生む為の材料に使われた。それを媒介したのが朝日新聞ですよね。ほんとうに自分達の罪がどんなに重いかということを、一記者に至るまで考えなきゃいけない。」
すぎやま「朝日新聞は日本及び日本国民を貶めることが社是になっている感じですよね。なんでそうなったかというのがこれからの研究課題ですよね。」
高山「朝日新聞はマッカーサーを今でも拝んでいるんじゃないかなという感じがしますね。」
すぎやま「マッカーサーが最初日本に降り立ったとき『打たれるんじゃないか』と恐怖のあまりズボンが濡れたという話しがありましたね。」
高山「マッカーサーの股間は本当にびっしょりなんですよ。朝日新聞がおかしいと思うのは、つい最近昭和天皇のご回想文についての話しがあった時に、同じ写真が朝日の記事に載ったんですよ。これでは濡れた部分が白塗りになっているんですよ。新聞社はやっちゃいけませんね。歴史の歪曲というのは。」
すぎやま「今日は面白いお話を聞かせていただきました。」
中山「伺えば伺うほど救いようの無い気分になりますけど。何とか普通の日本というものを知ってもらえる努力をしていかなければいけませんよね。」
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