滋賀県大津市に建つ、園城寺(おんじょうじ)。
境内に、天智・天武・持統天皇の産湯に使われたとされる霊泉があることから、御井(みい)の寺、三井寺(みいでら)と呼ばれました。
この寺で、紫式部の父・藤原為時は出家しました。
為時親子とのつながりを示すものが寺に伝わっています。寺の歴代の僧侶の名が書かれた書には、紫式部の母方のおじと、異母きょうだいの名が記されています。
為時出家後の寛仁(かんにん)2年・正月。
藤原頼通の摂政就任の宴(うたげ)に用意された屏風詩歌(びょうぶしいか)に、公任や斉信に並んで為時の漢詩も選ばれました。
紫式部を育てた藤原為時の名は、当時を代表する漢詩人としても、語り継がれているのです。
◆◇今回訪れたところ◇◆
~滋賀県大津市~
≪園城寺(三井寺)≫
京阪電鉄「三井寺」下車、徒歩7分