ツケがあるホストクラブの女性客を性風俗店に紹介した疑い、5人逮捕

高井里佳子 小島弘之
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 ホストクラブの売掛金(ツケ)がある女性客を性風俗店に紹介したとして、大阪府警は29日、人材派遣会社「BANDE(バンデ)」(大阪市中央区)代表で韓国籍の朴(パク)大介(テゲ)容疑者(30)=同市西区=ら5人を職業安定法違反(有害業務の紹介)の疑いで逮捕したと発表した。認否は明らかにしていない。

 他に逮捕されたのは、ホストの拾井大翔容疑者(21)=同市中央区=や飲食店経営の松田拓也容疑者(28)=同市北区=ら。

 保安課によると、5人は共謀して2023年6月、拾井容疑者が働いていた大阪市北区のホストクラブの20代の女性客を、広島県東広島市の派遣型風俗店に紹介するなどした疑いがある。

 府警は、拾井容疑者が「女性客を働かせたい」などと松田容疑者に持ちかけ、松田容疑者がスカウト役として女性客をバンデ社に仲介し、その後、バンデ社が女性客を風俗店に紹介したとみている。

 風俗店からバンデ社側には、女性客が風俗店で売り上げた金額の10~20%が渡っていた形跡が確認されたという。

 府警は28~29日、5人の関係先のホストクラブなどを家宅捜索した。

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