登別の踏切で列車と乗用車が衝突 計33本が運休・部分運休

20日午前、登別市にある踏切で普通列車と乗用車が衝突する事故があり、警察によりますと乗用車の運転手は「スリップして止まりきれなかった」と話しているということです。事故の影響で特急列車12本を含む、あわせて33本の運休や部分運休が決まっています。

20日午前8時45分ごろ、登別市幌別町にあるJR室蘭線の踏切で、東室蘭に向かっていた2両編成の普通列車と乗用車が衝突しました。
警察によりますと、列車の乗員・乗客およそ30人と、乗用車を運転していた20代の男性にけがはなかったということです。
事故当時、踏切の遮断機はおりていましたが路面は凍結していて、乗用車の運転手は「スリップして止まりきれず踏切に入ってしまった」と話しているということで、警察が詳しい状況を調べています。
一方、JR北海道によりますと、この事故の影響で、室蘭線は一部の区間で一時、運転を見合わせました。
20日は▼札幌と函館を結ぶ「北斗」と、▼札幌と室蘭を結ぶ「すずらん」のあわせて11本の特急列車と、▼函館・千歳線と▼室蘭線の普通列車18本、あわせて29本の運休や部分運休が決まっています。
また、21日も、午前6時に札幌を出発して、函館に向かう特急「北斗2号」のほか、室蘭線の普通列車3本が運休する予定です。

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