ヘルパー4人「生活不安」で一斉退職 苦境の訪問介護、撤退相次ぐ

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編集委員・清川卓史
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 「先が見えない」――。事業を断念した訪問介護事業者から、苦境を訴える声が聞こえてくる。2024年の介護事業者の休廃業・解散件数は612件に達し、前年(510件)より2割増えた。調査した東京商工リサーチによれば、データがある10年以降では最多で、7割超を訪問介護事業が占めている。

 「ヘルパー事業休止のお知らせ」

 東北町社会福祉協議会(青森県東北町)のウェブサイトには、「重要」という赤いマークつきで、利用者への案内が掲載されている。

 訪問介護の休止は昨年4月から続く。背景には、正職員だった常勤ヘルパー4人が3月末で一斉に退職したことがある。

 同社協事務局長の鶴ケ崎豊志…

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この記事を書いた人
清川卓史
編集委員|社会保障担当
専門・関心分野
認知症・介護、貧困、社会的孤立