情ゆえに逃げられない
テーマ:自由に思う事
突然、幼なじみの弟、とは言っても昔のような可愛い子供じゃないけど、私が留守の間に「また来る」と母に言って名刺を置いていったのです。
偶然に再会したのは、もう10年以上も前。
彼は私の男子同級生の弟で、病気で知的障害の後遺症があり、彼が中学生頃までは私は彼をいじめる輩を許せず闘う女でした![]()
「私の弟分をいじめていい根性しているじゃないか
」
決して強いわけじゃないんだけど、理不尽なイジメが嫌いで闘いました。
呑気な母は、「懐かしくなって会いたくなったんじゃない?」と言っていましたが、私はまた何か起こるに違いないという嫌な予感しか無い![]()
彼がやってきて「どうした?」と聞くと、
「Rちゃんしか僕が相談できる人がいないんだ。
お父さんが遺した会社(介護施設)を一緒に守って欲しい。助けて欲しい
」
聞けば、お父さんが生前つくった施設の施設長として、あるいはだめなら会計の責任者として働いてくれないかということでした![]()
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「待て待て
、私は今まだ自分の会社がある。
やったこともない施設長など簡単にできると思うのか?Hくんはそもそも、施設の経営状況を把握している?」
「僕は、こうだから(自分の知的障害)呑気だったし、お父さんと喧嘩してこの仕事を辞めてしまったんだ。でも、もう母親に苦労させたくないんだ。お兄ちゃんが亡くなって、お父さんが何度も騙されて借金して、やっとなんとか軌道に乗ってしている仕事を、僕は守らなきゃならないんだ。
Rちゃん、助けて!僕を助けて!」
私はこの「助けて」に弱い![]()
でも簡単なことは言えないからリサーチから始めることにしました。
どうやら施設には、経営を圧迫し、好き勝手にしている強欲な女が数人いるらしい。
「先ずは、その女事務員が隠している経営状況が知りたい。Hくんは、立場から会計士に直接決算書をもらって!あなたもそれを把握しなさい!そして、労務士から社員のお給料を詳しく知りなさい!
うかうかしてたら、H、借金押し付けられて取られちゃうよ!
お母さん守りたいならお前が頑張れ!しっかりしろ!」
何故か私は、上手くいけば自分がすごく潤うか一緒に沈むかの事柄に巻き込まれ、私の情ゆえの面倒な問題から逃げられない性分から、面倒な他人事が自分事になっていくのです。
定年がない自営業ってゴールがなくて嫌だったんですよ。でも今はもう20年くらい働きたい願望はあります。
やりたいことを見つけなくても、やらなければいけないことが次々あって依存も執着もしていられないんだもん。こんな幸せなことはないのかもしれません。
夫に依存せず、愚痴など言わず、目標に向かって死ぬまで現役で働き続けるのも悪くないのかもしれませんね。身体がついていけばの話なんですけどね![]()