セックスで悩みは解決するか。中居正広と松本人志。
地獄を這い回っていれば、空に手を伸ばし、天国に行けばすべての問題が解決すると夢見る。しかし、中居正広にせよ松本人志にせよ、なぜか人生に不満がありそうである。芸能界で大成功し、お金もたくさんあり、大御所として仕事も続いていた。これ以上は何もないくらいの到達点である。地上の楽園というべき世界のはずである。しかし、彼らの内面は満たされていないし、とても荒廃している。若さを失えばこうなるとも言えるが、ビートたけし、タモリ、明石家さんまにはそういう不満が窺えない。中居正広と松本人志はプロの女性が嫌いであり、素人を罠にはめてセックスという気質がある。そしてその欲望も満たしてきたはずだが、どれだけ食い散らかしても不満げに飢えているのが不思議である。すべてのものを持っていて、何が不満なのか、理解を絶しているが、まあ素人が好きなのであれば、理想が高いとも言えるし、痴漢が趣味みたいな後ろめたさもある。さて、たけし、タモリ、さんまとの比較で言えば、中居正広も松本人志も無趣味である。お金があっても使い道はなさそうである。発散する手段がないのだ。無趣味だと人生の効率が良いが、場合によっては問題にもなる。中居正広と松本人志はいずれも自閉性はないし、明らかな定型発達者(健常者)だが、無趣味な健常者となると、自分の内面世界がまったくないし、外面世界しか生きてないとなると、なにかしら砂漠のようでもある。内面がないから、飲み会とセックスに行くのだろうが、結局、高級な生活をしていても、一皮むけば、素の人間としての貧しさがある。