インフル流行、9月に入っても 患者の報告増加 このまま本格化?
米田悠一郎
季節性インフルエンザの流行が、9月に入っても収束しない。例年ならば春までにおさまっていたが、流行期のまま次のシーズンに突入する異例の事態となった。専門家は、新型コロナウイルス感染症の発生以来、3年ぶりの流行になったことが背景の一つと指摘する。
専門家「次のピーク、さらに大きいかも」
大阪市西淀川区にある福田診療所。季節性インフルエンザと診断される患者が後を絶たない。8月半ば以降、1日5人前後にのぼり、今年初めと比べても多いという。夏休みが明けてからは、中学生までの子どもが中心となっている。
福田弥一郎院長は「おさまる気配がない。この時期に流行するのは初めて」と驚く。
厚生労働省などによると、季…