もしかしたら、世の愚痴られてるお父さんたちも…
ここで矛盾が生じてくる。
父親だって育児の主導者であるべきだと思っていたのに、実際自分よりうまくできると嫌なのかもしれないと気づいた。
『母なのに』この子のことを夫より理解していないのではないか。
赤ちゃんにとって母である私は特別なのだという意識があった。
SNSを見ると、同じくらいの子育てに奮闘するママの投稿が並ぶ。夫への愚痴もたくさんある。全然共感できなかった。
それどころか、「夫への愚痴」が自分にあてはまるものもあって、自分に言われているような気持ちになった。投稿のいいねの数が余計に苦しめる。
『粉ミルクを量るときはすり切りでって何回も言ってるのに、細かいこと言うなよって逆ギレされた』というようなものなどもあって、「まんま私じゃん!」とドギマギしながら読んだ。
もしかしたら、世の愚痴られているお父さんたちもこんな気持ち???
私ってお父さん側の人間じゃん……。
夫がやって笑うことを笑ってもらえず不安に
仕事から帰ったら「ハクションってくしゃみするフリをすると笑うんだよ」と夫に教えてもらったときは娘の成長を喜ぶと同時に、私がやっても笑ってくれるかなと不安になった。
なので芸人として最大限のハクションをお見舞いしたが、まったくウケず。スベったときとはまたちょっと違う、チクンとする胸の痛みを感じた。
同じ目線でスタートしたいと思っていたけど、やっぱりどちらかが主導権を握って役割分担をする方がいいのでは……と思ってしまったこともある。私は育児じゃなくて仕事担当で。
私は夫に怒られることはなかったけど、うまくお世話できない自覚があるときに「なんでそんなこともできないの?親でしょ!」なんて言われたら立ち直れないほど落ち込んでしまうと思う。
世の中のお父さんたちが逆ギレする話は耳にしたことがあったが、こういう心情なら悪態つくのもわかるなぁなんて思ったりもした。育児への劣等感は、より仕事へと気持ちを向かわせるのかもしれない。